元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

宗教系

神は光

おおよそ、神は光ですよ。それは、確信しています。日の出を見にいくとほぼ毎回そう思います。朝日は神です。夕日はちょっとわかりません。 光は、「神々しい」。「こうごうしい」という言葉に「神」という漢字を充てたのはすばらしい。 神は光。光は神。光…

明恵「阿留辺幾夜宇和」の解釈

「阿留辺幾夜宇和」 物事はあるべきようにあるべきだ、というのはわかりますでも、自分の「あるべきよう」とは?それが見つかったらもうそうあるべきと邁進するのだろうけども。あまりでしゃばらず、庶民の域を出ず、というのが「あるべきようわ」の基本線な…

町田宗鳳さん(「こころの時代」)

法然を語る 上 (NHKシリーズ NHKこころの時代)作者: 町田宗鳳出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2009/03メディア: ムック購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (8件) を見るいわゆる「悪人正機説(あくにんしょうきせつ)」というのは、我々現代日本人…

念じる者は救われますよ。

宗教の危ういところでもあるのですが、 死ぬ気で信じれば救われます。疑いがなければ。 本気で、菩薩が迎えにくると常日頃念じていれば、そりゃ、臨終の場に菩薩はあらわれますよ、その人の意識上に。それが為政者、じゃないな、宗教団体を司るほうの永遠の…

町田宗鳳さん(「こころの時代」)

法然を語る 上 (NHKシリーズ NHKこころの時代)作者: 町田宗鳳出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2009/03メディア: ムック購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (8件) を見る草柳: 無意識と、それから意識の風通しを良くするとおっしゃいましたよね。…

町田宗鳳さん(「こころの時代」)

法然を語る 上 (NHKシリーズ NHKこころの時代)作者: 町田宗鳳出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2009/03メディア: ムック購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (8件) を見るイマジネーション(想像力)というものがどこからくるか、といえば、表面的…

町田宗鳳さん

法然を語る 上 (NHKシリーズ NHKこころの時代)作者: 町田宗鳳出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2009/03メディア: ムック購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (8件) を見る仏教のみならず世界の宗教にはさまざまな大変意志力のいる禁欲主義的な行が…

未来をコントロールする根拠をさがす

ラッキーなことがあったらありがたいと思う。これが入門編です。世の中には、ラッキーなことがあっても感謝すらできない人もたくさんいますから。。 ここまでたどりつくだけでも立派立派。ラッキーと思えるようなことがなくとも、たとえば、「今日もふつうに…

引用

宗教に入るは我見を破らんが為なり。そしてそのための方便を説くが、各々の宗派なり。されどかかる方便の特色も、いつしか宗派の我見が潜入するも のなり。個人の我見すら容易に除き難きに、この宗派我たるや、その除き難きこと幾十百倍というべし。

宗教にすがらない

「すがる」じゃダメなんだよなあ。。宗教は。 「利用する」ってのが近いんですよね。100%正解じゃないのですが。それと、最近流行っている、いろんな会社の保険商品からセレクトするのを指南するコンサルタントのように。。 いろいろな宗教(神道含む)…

仏陀

仏陀は悩んだ末に出家しました。 金持ちであるがゆえの悩み。空虚。 仏陀はこの悩みを先取りしていました。現代人は、中流以上の生活をできている人間であれば、実は仏陀と同等の悩みの境地に達することはできます。良くも悪くも、この空虚さは、衣食住の悩…

中川宋淵老師

引用 中川宋淵老師 仏音 最後の名僧10人が語る「生きる喜び」 (朝日文庫)作者: 高瀬広居出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2004/09/17メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る千利休はいう。 茶の湯とはただ湯をわかし茶をたてて呑…

宗教的生活

宗教的生活に入れるのも、食えているからであって。。働いているからこそできる「余暇の趣味」であるといえなくもないのです。皮肉っぽくいえば。。真の宗教的生活を実現させるためには職を捨て、金も捨て、という過程を経なければならないのだとしたら、途…

偶像崇拝

菩薩像も地蔵さんもみな、偶像崇拝なのだと理解しています。つまり。。あれは庶民にとっての「神」なのです。神仏混合。庶民が拝む対象は皆「神」なのですよ。菩薩も地蔵も皆釈尊そのものではないのです。釈尊をはなれてしまったらもうすべては「神」として…

宗教的生活に入ったのです

30代後半から「宗教的生活」に入ったのであり、特定の宗教に入ったわけではない。 主体的に宗教的生活に入ったおかげで特定の宗教に依存する必要がなくなったともいえます。宗教的生活とは、(村上和雄さんおっしゃるところの)サムシング・グレートの存在…

「マイ宗教」

久々に宗教ネタ。。?たとえば熱狂的なジャイアンツファンとか、あれはもう宗教です。日本人は神道をベースにして、実はそれぞれ自分勝手にマイ宗教に入りたくて仕方がないのです。「宗教色のない宗教」に入りたいという矛盾。。ベースが、もはや何層にもな…

旧約聖書 箴言「わたしを熱心に捜す者は、わたしを見つける。

わたしを愛する者を、わたしは愛する。 わたしを熱心に捜す者は、わたしを見つける。 富と誉れとはわたしとともにあり、 尊い宝物と義もわたしとともにある。 わたしの実は黄金よりも、純金よりも良く、 わたしの生み出すものはえり抜きの銀にまさる。 わた…

苦行の時期

ブッダは小国の王子という立場から出家して、苦行の末に「苦行って意味ないのでは?」と悟りを開いたのです。凡人は、自分にとって都合よく「苦行って意味ない」のところだけいただくのですが、凡人が経なければならないのはブッダが辿った過程のほうなので…

神様への宣戦布告(小林正観さん)

神頼みをするのは、今、恵みを与えてくれている神に対して宣戦布告しているようなものである、という小林正観さんの達見は、どきりとします。ということは、たとえば被災地の方、まったく自分は恵みをいただいていない、なんで自分ばかり、と思われている方…

2010-02-14 この世は極楽である(あろう)

2010-02-14 この世は極楽である(あろう) 結局この世(つまり、今のこの日本)は、極楽なのでしょうね。インフラが先にできた。浄土宗が興ったころ、その時代の民が求めた「極楽浄土」を、現代は相当凌駕しているに違いありません。人間の、便利になりたい…

瀬戸内寂聴さんに批判的です

瀬戸内寂聴さんは、かなり、ズルいという気がしますね。。 遊ぶだけ遊んで出家、というのが。。そういうのを受け入れてしまうから、現代仏教界は批判されたりするのです。 数年前でしたか、芸能活動をしながら得度した男性も、いましたね。芸能活動の傍ら僧…

仏へのアクセス

初詣で思ったこと。。「仏へのアクセス」は、「ダイレクト」でよいのです。 我々の多くは、別にその寺、その宗派とつながろうとしているのではないのです。そこを「媒介」としてお釈迦様とつながろうとしているだけなのです。宗派は問わない。仏教というのは…

坐禅

凡人が坐禅したところで悟りは開けません。それは、完全に自明です。 人間は、存在自体がすでに悟っているという話は聞いたことがあります。 いいかたを変えれば、「悟りを開くことが可能な」存在なのでしょう。 仮に我々が、悟りを開くことが可能なのであれ…

宗教的行為はすべき

自然と、「手をあわせる」という行為。。 これはもう十分に宗教的な行為でありますが、この国においてはそれほど宗教色は濃くありません。 つまり、皆がやっているということ。手をあわせても白い目ではみられないということ。 もっとカンタンにいえば特定の…

貧乏人は悟れない

甲本ヒロトさんは、本当に貧乏だったらギター弾きにはなれない、ロックンロールはできない、といっていました。(どこかに引用したことがあるような気がします)「飽食の果ての飢餓」でしたか。。 釈尊は、もともとは一国の王子、大金持ちです。 大金持ちが…

Logues その4

Logues 2008-11-19 ■南直哉・茂木健一郎対談:「脳と癒し」ものが見えなくなるときというのは大抵、「自分の都合に合わせよう」とするときなんです。その「自分の都合に合わせる」ということがどういうことかを一回立ち止まって見ないと、事はうまくいかない…

Logues その3

Logues 2008-11-19 ■南直哉・茂木健一郎対談:「脳と癒し」仏教には特効薬が無いんですよ。「これ一発でカタがつく」ということはあり得ないんです。もしそれを言うとすれば、それは仏教ではない。「これ一発」でこの世の悩みや苦しみが解決すると思うという…

Logues その2

Logues 2008-11-19 ■南直哉・茂木健一郎対談:「脳と癒し」修行して「無」になればパニック障害とかそういうものも治るんだろうと思っていたらしいんですけど、これはナンセンスな話でございまして、座禅したところで何したところで治らない。それは、この世…

Logues その1

Logues 2008-12-14 ■NHK 教育テレビ「こころの時代 〜宗教・人生〜」:南直哉インタビュー「仏の教えをたずねて」(略)釈尊が最後に語った言葉っていうのは「最後」ですからね。苦難の道のりを越えてきて、それこそ涅槃に入る直前に自分の生き方を肯定する…

ライトな宗教論

南直哉さんによれば、仏教というのは「答え」を見つけるのではなく「問い」を見つける教えだ、と。。 うまい言い方ですね。そのとおりだと思います。キリスト教は聖書にすべて答えが書いてある、と思われていますし、そういう意味でとっつきやすい、なびきや…