元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

Logues その1

Logues
2008-12-14 ■NHK 教育テレビ「こころの時代 〜宗教・人生〜」:南直哉インタビュー「仏の教えをたずねて」

(略)釈尊が最後に語った言葉っていうのは「最後」ですからね。苦難の道のりを越えてきて、それこそ涅槃に入る直前に自分の生き方を肯定する言葉を言ったんだと思うんですよ。
そうすると、自分の生を受け入れるということは非常に困難な道のりだと思うんですよ。ですがそれはやはり、やるべきなんです。そうすると「なぜですか?」って言われるんです。そのときにその「なぜ?」は遮断すべきだと私は思いますね。それが、「信仰」といわれる世界に入っていくことだと思うんですよ。


(略)具体的に関係を作り出していくことなんですよ。それが自己の編成に結びついていくし、それが即ち自己の編成だろうと思うんですよ。
つまりね、「関係」っていうと「AとBが在って間に関係が在る」というふうに考えるかもしれませんが、仏教は違うんですよ。「関係が在るから、そこにAとBが居る」んですよ。