元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

主体と客体 擬人化

主体と客体擬人化 鈴木大拙の本を読みながら、ヒトがモノを見るときに主体と客体に無意識のうちに分けてしまう、という話で思い出したのは。。最近、動物だの植物だのをなんでもかんでも擬人化してデフォルメしているのが目につくなあ、ということ。はるかム…

暴力性

暴力性 抜粋・紹介 村上春樹、河合隼雄に会いにいく作者: 河合隼雄,村上春樹出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1996/12/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (41件) を見る「河合 (略)日本人は、自分の内にあるこの暴力を意識…

ラジオ深夜便(の雑誌)

この小津安二郎論はホント秀逸 ラジオ深夜便(の雑誌) 小津安二郎監督の「東京物語」(1953年)がお勧めです。小津はこの映画で、公務員恩給で暮らす老夫婦とその子どもたち、男も女もそれぞれに収 入を持って独立して暮らす家族を設定しています。家族…

日本的霊性

日本的霊性 日本的霊性 (岩波文庫)作者: 鈴木大拙出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1972/10/16メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 45回この商品を含むブログ (60件) を見る宗教の最後の立場は受動性の認得であると言ってもよい。それでよく鏡 の譬えの 出る…

永遠に逢えないか

永遠に逢えないか死ぬともう永遠に逢えないということで悲しくなるのでしょう。ところで、「あの世」でも結局逢えないような気がするのですがどうでしょうか。あの世というのは膨大に広くて、たとえばじいさんが死んだばあさんを追いかけて冥土に旅立ちまし…

ディファレンシャル?

myクラシック ディファレンシャル?歩いている途中で、何か良いフレーズなどを思いついたときに、それを書きとめておかないとすぐ忘れてしまうから、他の雑念をいれないように 「そーっと」歩くわけですが、それでもけっこう忘れてしまったりします。とい…

[重要]人生の目的

人生の目的僕の人生の目的は(おそらく)「たまには」(たとえば、「ぱーっと息抜き」とか)をいかに減らしてゆくか、というあたりにあると思っています。詰まるところは、年に350日ぐらいは毎日仕事をしていたい。身体的な、身体のメンテナンスにホント…

経験で知る前に変化を

さとうしょ〜おんさんは、知識を「知性」に変えて、自らの行動を、「経験で知る前に」変化させるべきだとおっしゃっています。なるほど。 知識を蓄積しても意味はない。「知性」にかえなければ。それは、わかります。そして「知性」により行動を変える。それ…

「重要感」

「重要感」カーネギーは、「自我の拡大」により人間は思いやりのある、親切な人間になれると述べています。また、その「自我の拡大」が行われるのは、他人に自分の重要性が認められたときであるそうです。人間は常に「重要感」を欲しており、それが満たされ…

葛藤の深さと、その反動

葛藤の深さと、その反動 「葛藤の深さと、その反動」と、メモ帳に残していたのですが、いったい何を感じてそう残したのだろうか、と。。青春時代、あるいはしかるべき時代に、社会のカベにぶちあたったり、現実と理想のはざまで呻いたりして、葛藤が深ければ…

大外からまわりこむ(人生の極意)

競馬をみていればわかると思いますが、とにかく肝要なのは、大外にいることなんですよ。 人生の極意は。僕はそうおもいます。大外から、差し切れるかどうかは、わかりません。 最終的に一着になれるかどうかはわかりません。運もありますからね。でも、確率…

衝動

衝動につき動かされてやっている(らしき)ことに、理由なんかない、と。理由はすべて、後付けであります。ところが。。 ホントにホントのところでは、理由は実はある、ということも、知っています。 それは、世間一般に「トラウマ」といわれることもありま…

生活の中の表現素材

5年前の文章。この、Facebook、twitter全盛時代にこの文章はどう響くか。 生活の中の表現素材たとえばエッセイ、随筆を書こうというときに必要なのは、「技術」と素材ですね。まるで中華料理のような。。 上質の素材であればさっと味付けしてさっと炒めるだ…

自分はなにものか?

自分はなにものか?自分はいったい、何なんだろう?と、たまに思います。「何者」か? ではないのです。「何」なのか? と。不思議な感じ。。「こんなに幸せでいいのだろうか?」という感じと似ている。「なぜ人間に生まれたのか?」ということでしょうかね…

苦しかった出来事に感謝できるか

はて、今はどうだろう。 苦しかった出来事に感謝できるか僕は、人生の様々な局面において、いろいろと苦しい出来事がありました。といいますか、あったような気がします。その、苦しい出来事に対して常に感謝を捧げるほどの度量は持ち合わせていなかったし、…

写経はできるけど物語は書けない2

写経はできるけど物語は書けない2 結局、物語を紡ぐことができる人間は限られている、ということです。それは、わかってはいるのですが。。集団のトップになるべき人間と同様、そういうヒトも選ばれたヒトであることは間違いないのです。「物語を紡ぐ」とは…

気づいたらすぐやる

気づいたらすぐやる気づいたらすぐやる。引き返してでもやる。その場でやってしまわなければ、多くのことは忘れてしまいます。「引き返してでもやる」という行動がとれるように、自らをその環境におけるかどうか、が問われるわけです。たとえば、僕は通勤の…

「思想」をしない時代

クラシック 「思想」をしない時代 若くて、時間がある世代も、そうでない世代も、「思想」をまったくしなくなってしまっている、ということを、自分は僭越ながら憂いています。でも、憂いていながらも、他がやっていなければ、自分だけが「やれている」と感…

「何も経験しなくともよい」という悟り

「何も経験しなくともよい」という悟り先日、面白い体験をしました。コドモができると、コドモががつがつとごはんを食べているのを見るだけで幸せになるものです。そして、思わず自分の分の食事も差し出してしまいます。結局、自分が食べなくともよいのです…

「生活にリズムを!」の効用

「生活にリズムを!」の効用 ルーティンを充実させてゆけばダイナミズム、グルーヴが生まれる、と何度も書いていますが、それにより何が起こるかというと、1週間があっという 間に感じられます。なぜなら、あえてイヤな書き方をしますが、毎日毎日同じこと…

掃除をすること

掃除をすること掃除をしていて、状況がキレイになるということは実は副次的なものでしかないのです。大事なのは掃除をすること、そしてやり続けることです。掃除することによりキレイになって、みんなが気分がいい、というのは確かにすばらしいことですが、…

「人生設計」批判

「人生設計」批判 人生設計というのは、そもそもハード面(特に、家とか、どの会社に勤めるかとか)だけではないのです。おそらくもっと大事なのはソフトの面です。カンタンにいえば、自分は「どうありたいか?」みたいなことです。「どうありたいか?」と問…

引用 抜粋・紹介 新編 東洋的な見方 (岩波文庫)作者: 鈴木大拙,上田閑照出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1997/04/16メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 34回この商品を含むブログ (34件) を見る「元来自由という文字は東洋思想の特産物で西洋的考え方には…

今日やれることは今すぐやる

今日やれることは今すぐやる自分の座右の考えおよび、家族に伝えておかねばならないことその2は。。「今日やれることは今すぐやる」ということです。そして、あわよくば、明日やれることであっても今日やってしまう。どんどん今日、すなわち「今」に詰め込…

楽しく惑う

楽しく惑う 動物は本能で生きている(らしい)。ということは、その行動は即「阿頼耶識」につながっているのかもしれません。(今思いついたことで、根拠はありませんが)つまり、行動に対して意識は介さないのです。「即」なのですね。人間は意識を介します…

複雑な世の中考

複雑な世の中考 世の中は、教育水準の向上に比例して複雑になってきています。それはもう、加速度がついているので止まらないものですし、一部の知的水準が高い(?)ヒトたちがさらに加速させようとしています。だからまず、この流れはちょっとやそっとでは…

自分の話の続きが気になる(物語って2)

自分の話の続きが気になる(物語って2)もしかしたら、物書きの方たちは皆そうなのかもしれませんが、とにかく、イメージが先にあって、まず書き始めてみる。あとは野となれ山とな れ、みた いな。。 でもプロだから、物語の世界(「あっちの」世界)からは…

よりよく生きるための何か

クラシック 自分はここから。。「どう」進んだのだろうか? よりよく生きるための何か自分は、よりよく生きるための「何か」を探し中なのだなあ、という自覚はあるわけですが。。その「何か」とはおそらく普遍的で、納得感のある、「方法論」のようなものだ…

排便の大事さ

排便の大事さ キタナいハナシであるとは認識しつつ、排便の大事さを語らずにはいられません。この日記でも何度か書き連ねていると思います。衣食住の「住」はすなわち、トイレを確保するの意です。衣食住の「食」はすなわち、快便のために食に気をつかうの意…

象牙の塔

myクラシック 象牙の塔 なぜ学者/坊さんの類が私の中で信用ならないかというと、「現世の苦しみ」の実感がカレらにはないような気がするからです。(実際はどうか、はわ かりません)現世の、例えば仕事でのストレスを超越するぐらい、学者であれば脂汗を…