元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

2010-01-01から1年間の記事一覧

祝・ブラスト公論増補新装版

ブラスト公論 誰もが豪邸に住みたがってるわけじゃない[増補新装版]作者: 宇多丸出版社/メーカー: シンコーミュージック発売日: 2010/03/19メディア: 単行本購入: 30人 クリック: 164回この商品を含むブログ (39件) を見る偶然、ブラスト公論新装版をAmazon…

「晴歩雨読」

「晴歩雨読」というコトバを思いついて、われながらナイス!と思ったのですがgoogleってみたら、多くのみなさんが使っていましたね。。僕の人生はまさに「晴歩雨読」ですなあ。。

昔話の深層 

昔話の深層 ユング心理学とグリム童話 (講談社+α文庫)作者: 河合隼雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 1994/02/15メディア: 文庫購入: 18人 クリック: 51回この商品を含むブログ (47件) を見るわれわれ心理療法家のもとに訪ねてくる多くの人は、(略)その人…

浅見帆帆子さん(致知より)

(以下、すべて引用) これは私の本を読んで手紙をくださった方の実話ですが、彼はホントに会社の上司とうまくいかなくて、出世も阻まれているような状態だったんですね。こんな人が上司だなんて、自分はなんてついていないんだ、と。そこで私の本を読んで、…

器の問題(「下士聞道 大笑之 不笑不足以為道」の例) (3)

ひとつの例として。。家事の「洗濯」における意見の違いがあります。僕は、洗濯というのは朝干して夕方に取り込むという「クラシック・スタイル」 が正しいと思っています。 ところが、秋冬になると、曇りや雨のときは、早朝に干しても夕方に乾かない。取り…

器の問題(「下士聞道 大笑之 不笑不足以為道」の例) (2)

家内は、僕のことを「器が小さいオトコになった」というようになりました。 僕はそれなりに、そういうことをいわれて傷ついているのです。傷ついているということは、怒っているということです。 かなり、怒っています。この怒りは、どこかで発散しなければ…

器の問題(「下士聞道 大笑之 不笑不足以為道」の例)

「下士聞道 大笑之」の「笑」は、ほがらかに笑うという意味ではなく、「嘲笑する」という意味です。 現代的にいえば「バカにする」。ウチの家内は、僕が仕事に対して死ぬ気で(たぶん。。)取り組むようになってからというもの、僕のことを「器が小さくなっ…

蓮沼門三からの伝言

以下、僕にとってはかなり難しく。。自己満足も、ある程度までは許容されるべきですが、どこかで次のステージに進まなければならないのでしょうね。(以下すべて引用) 自分を強い人間と思いこんでいたのでは、とうてい自分もまた人をも救うことができない。…

懺悔よりも許すほうが先

民度の低い一般人は、なかなか懺悔をしません。 自分のほうが正しいと、思い込んでいるからです。であれば、ココロあるヒトたちがまず許してしまったほうが早いのではないか? と思います。自分のほうが正しいと思い込んでいるヒトたちを許して「あげる」。 …

やらねばならないことを継続してやる

生きてる限りやらなければならないことはたくさんあります。 それを滞りなくやっているがために、僕らはこの平和な世の中に生きていられるのだと思います。状況が楽しくないから、やらなければいけないこともやりたくなくなる、だからやらない、と言い訳して…

十二少十二多(韓非子?)

まだ、まったく自分の血肉になっていませんが。。 とりあえず下記に記しておきます。今の僕にすごく必要なコトバだと思っています。十二少十二多: 少思(多思則神怠) 少念(精散) 少欲(智損) 少事(形疲) 少語(氣促) 少笑(肝傷) 少愁(心攝) 少樂…

少しずつ損をとれる現代

以前より書いていますとおり、人生においてちょっとした損は積極的にとりにゆくべきだと思っています。目先のちょっとした損をケチって目先のちょっとした得を貪欲にゲットしてゆくことにより、未来の大きな得を失ってゆく。。人生、「バランス」であるとい…

赤坂憲雄さん(2)

思想家 河合隼雄作者: 中沢新一,河合俊雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/10/16メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (8件) を見る心の相補性について、河合はこう述べている。すなわち、ユングによれば、人間の心には相補性…

河合俊雄さん

思想家 河合隼雄作者: 中沢新一,河合俊雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/10/16メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (8件) を見る河合隼雄の理想としたセラピストのあり方は、何度も自身で述べているように、自分が劇の登場…

赤坂憲雄さん

思想家 河合隼雄作者: 中沢新一,河合俊雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/10/16メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (8件) を見る無意識の世界はフロイトによって発見された。(略)フロイト以前には、無意識という概念その…

引用

人間の心に意識というものができて以来、それを磨きあげることによって、人類の文明は進歩してきた。しかし構築された意識が無意識の土壌からあまりにも切り離されたものとなるとき、それは生命力を失ったものとなる。われわれは太陽について、雨について、…

オトコは黙って。。?

「オトコは黙って。。」という「硬派さ」というのは、自分が東北の出身だったからだと思いますが、四半世紀前に自分の田舎(の中高生男子)にはまだ気質として残っていたように思います。なぜ田舎に残存しているかというと、ただ、寒いからです。(それだけ…

飲み屋の議論

飲み屋とかで、議論する場がめっきりなくなりましたね。。 若干欲求不満気味かもしれません。「飲み」の回数は、確かに減ったかもしれませんがそれでも一定数あります。ということは、「しゃべり」の機会はあるということです。が、「語り」はほぼないといっ…

カッコつきの「評論家」

動かない人間が自然、「評論家」になってゆきます。というよりは、「動かない」という評価をもらってしまった人間が語ることは皆カッコつきの「評論家」として切り捨てられてしまうということです。そうはなるまい、と思いますね。逆に考えれば、とりあえず…

致知10月号より

対談:人間・相田みつをに学ぶもの(相田一人・鍵山秀三郎)(略) 鍵山:先ほど相田館長が「絶対差」ということをおっしゃいましたが、私はこの言葉を相田先生から教えられて、本当によかったと思うんです。相田先生は、あなた方はいま相対差の世界で生きて…

掃除をすること

掃除をしていて、状況がキレイになるということは実は副次的なものでしかないのです。大事なのは掃除をすること、そしてやり続けることです。掃除することによりキレイになって、みんなが気分がいい、というのは確かにすばらしいことですが、そのためだけに…

坐禅

凡人が坐禅したところで悟りは開けません。それは、完全に自明です。 人間は、存在自体がすでに悟っているという話は聞いたことがあります。 いいかたを変えれば、「悟りを開くことが可能な」存在なのでしょう。 仮に我々が、悟りを開くことが可能なのであれ…

諸々

・自分は「現代版長屋」みたいなところに住んでいて、それがとても心地良く感じている。その場所は確か赤坂である。 ・その長屋は飲食店街とつながっている。ある日自分は(いつものように?)夜、飲食店街にいた。 ・とある飲み屋では深夜、老夫婦で切り盛…

引用

理想と現実との間に分裂、遊離がないというのが、本当の人間らしい姿である。ところが人間というものは、どちらかというと現実のほうへいく人と、どちらかというと、理想のほうへいく人とある。本当にこれが統一されて少しも危なげのないものを「中(ちゅう…

宿便

あれもやらなきゃ、これもやらなきゃっていう「心残り」はいってみれば「宿便」のようなものです。とにかく、出さなきゃいけない。 ですが、すべて解決しようと考えてしまうのが間違っているのです。 とにかく、書き出すこと。書き出しただけで半分以上解決…

電車の中の過ごし方

「いいオトナが。。」と後ろ指をさされる時代は終わりました。電車の中ではほとんどのオトナが携帯をながめ。。あるいはポータブルゲーム。そして「昔ながらの」マンガ。僕は電車の中ではほとんど読書の時間に充てています。(たまにぼーーっとしていますが…

佐高信さん

(自己実現について) 自己というものは、もみ合ってもみ合って出てくるもんでしょう。何か自己というのもが最初からあって、それを実現したいのに世の中が邪魔している、みたいな物の言い方が多いですね。 (引用おわり)ホント、多かったですよね。。最近…

「江戸学」のすすめ(4)

「江戸学」のすすめ―貝原益軒の『慎思録』を読む作者: 久須本文雄出版社/メーカー: 佼成出版社発売日: 1992/11/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る博学に非ざれば、則ち審問・慎思・明弁を欲すといえども、然も固陋偏狭にして、功を施す所…

「江戸学」のすすめ(3)

「江戸学」のすすめ―貝原益軒の『慎思録』を読む作者: 久須本文雄出版社/メーカー: 佼成出版社発売日: 1992/11/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る(慎思録の意訳のほうです) 富貴で立身出世した人は、気儘に遊んだり酒宴を催したりして…

「江戸学」のすすめ(2)

「江戸学」のすすめ―貝原益軒の『慎思録』を読む作者: 久須本文雄出版社/メーカー: 佼成出版社発売日: 1992/11/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る蓋し学を為すの要は志を立つるに在り。心術の要は忠信を主とするに在り。 凡そ其の志驕奢…