赤坂憲雄さん
- 作者: 中沢新一,河合俊雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/10/16
- メディア: 単行本
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それらは常に、外部から訪れてくる神や悪魔や精霊たちであり、かれらがもたらす授かり物であり、かれらとの遭遇のための旅こそがあらゆる物語の原動力となった。そして、見いだされた無意識の領域にたいして、フロイトは抑圧や偽装といった否定的な側面からアプローチしたが、ユングは対照的に、そこに「創造の源泉としての肯定的な」側面を認めることによって、まるで異なった方位へと足を踏み出すことになった。