元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

致知10月号より

対談:人間・相田みつをに学ぶもの(相田一人・鍵山秀三郎

(略)
鍵山:先ほど相田館長が「絶対差」ということをおっしゃいましたが、私はこの言葉を相田先生から教えられて、本当によかったと思うんです。相田先生は、あなた方はいま相対差の世界で生きているとおっしゃいました。それは際限がなく、どこまでいっても幸せは見出せない。絶対差を目指しなさいと教えられたんです。
確かに、隣の人と比べてどうだとか、他社と比べてどうだとか、いまは世の中全体がそういう世界で成り立っています。そうではなく、比べるものがない世界をつくり出しなさいと。それ以来、絶対差という言葉がいつも私の念頭から離れないんです。