ヴィジョン
どういう人間になりたい、とかね、そういうビジョンがもしあったとしても(
あるだけマシだが)、それは今の自分の延長線上にしかないわけだからね。
つまりね、突然変異で「スバラシイ」自分に変身する可能性なぞ、250%な
いんだよ!
だからね、今、この瞬間からそのビジョンに向かって邁進するっきゃないんだ
って。
もし、本気でそうなりたいんだったらね。
でさ、今、そのビジョンどおりの人間になっていないわけだから(アタリマエ
だよな)。そのビジョンに向かうべく、努力のベクトルの方向性を、アジャス
トしなければならないわけね。
だってね、ムダな努力はしたくないじゃん。
で、ひとつの手段として、そのビジョンどおりになってる自分を想像して、そ
ういう自分のマネをする、つまり、なりきってみる、っていうのは、相当有効
な手段だと思うのね。
いや、絶対必要かもしれない。
たとえば年収2千万の自分を想定してるんだったら、年収2千万になった頃の
自分はまさかすき家で牛丼は食ってねえだろうな、だったら残業飯で牛丼喰う
のはやめとくか、とかね。そんなレベルの積み重ねでいいんだよ。
それともうひとつ、よく言われる考え方としては、将来のビジョンが完全に明
確であれば、実は今、この瞬間にやるべきことは、無意識のうちにセットされ
ている、っていうのも、「なくはない」と思う。
つまり。。これはかなり楽観的な論であってね、今自分がどんな行動を起こし
たとしてもそれは無意識的には将来につながっている、というね。
だからこそ、ビジョンを明確化するほうが先なんだよね。
オレの考え方としてはね、意識的に「楽(ラク)」な方向を選ばない、ような
自分まで磨きあげたとしたならば、それはもう、将来はセットされているので
はないか、と。自分は気づいていないけれど。
そしてその将来というのは、「悪くはない」ということ。ラクな方向を選ばず
に進んでいく人間に、悪い未来が待ってるわけがないのよ。
逆にいうと、30代、40代にもなって常に、ラクなほうラクなほうへ進もう
とするライフ・スタイルであるならば、そういう人間の将来はゼツボウ的であ
る、ということ。
それだけは、間違いないんだなこれが。