元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

時流独創角熟経営(1)

時流独創・角熟経営―オンリーワン・ドリームの実現

時流独創・角熟経営―オンリーワン・ドリームの実現

これからは、明らかに東洋の時代になっていきまして、これから何千年かは日本から中国へ、中国からインドへ、という方向で文明が流れていくことは、もうほぼ決まっているんです。なぜなら、文明の流れは逆戻りしないんです。いったん流れはじめたら、その方向にずっと動いてしまう。歴史というものは、流れが動きはじめたら止まりません。逆転はしないのです。だから方向性としては、西まわりで動いていくことになっています。なっているというとおかしいですけど、そういうようにならざるをえないんですね。これからは東洋の時代が何千年か続くことになります。
ということは新しく出てくる理念というのは、西洋的な理念ではなくて、明らかに東洋的な文明を基礎に持った理念、そういうものが原理になって次の世界の人々を導くであろう、と言わなければならないと思いますね。
もう自由と平等というのは理念としての役割は終わってしまった、と私は考えています。自由を求めるとか、平等を目指すという意識は、すでに全人類に共通する理念になってしまっています。ということは、理念として歴史を動かす力としてのそれらの役割は終わってしまった、ということなのです。