元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

雑感 面白いことは少ない 新しい会社の息吹(会社シリーズ)

【トピック】
日常の記録だけでなく、雑感を書き留めておくという意味でブログはよいかもしれませんね。あらためて気付いたのですが、とりとめのない思い、考え、アイディアというものはけっこう頻繁に思い浮かんでいるようです。
【面白かったこと】
ないですねえ。。
面白かったことが思いつかない日が数日続く、それどころか、大人になってからは、日々の営みにおいて、「面白かったな」と思える瞬間というのが滅多にないような気がしてきました。。
確かに、求めないとないでしょうね。「面白いこと」があちらからやってくるというのは。。
ただ、「日常」というものは、そもそも面白いものではなく、淡々と過ぎてゆくほうがノーマルであるといえるでしょう。面白いこともないですが、面白くないこともそれほど多くない。
でも、面白いことはあちらから滅多にやってきませんが、面白くないことは、街を歩ったり、電車に乗っていたりしているだけで遭遇しますし、ましてや仕事をしていると毎日発生します。労働、作業というものは「面白くないこと」を経験する替わりに対価として賃金を受け取っている、ともいえます。
【今日想い出した唄】
KUWATA BANDのスキップビート
【雑感】
[新しい会社の息吹]
上の続きで。。
以前も間接的に関連することを書いたような気がするのですが、既存の会社組織、慣例が嫌でスピンアウトし、新たに会社を起こす人達がいます。そういう方々は、仕事を「労働」と捉えることを嫌い、何とか「楽しく」仕事をしてかつ利益を上げたい、と心の底から考えています。なぜならば、楽しくなければ続かないということを体験上知っているからです。
(たまに槍玉にあがるこの「楽しく」という言葉ですが、「自由と責任」を裏の意味で含み、「楽をする」というニュアンスを含まない、「楽しい」に替わる新しい言葉はないものでしょうか)
そしてそのような会社は、社員に対しても、楽しく仕事をできるような環境を整備することが多いです。心から「楽しく仕事をしてほしい」と思っているというのもあるでしょうし、ビジネス的にいえば、そういう環境を整備しないと人材を長期間確保できない、ということを知っているのでしょう。となると、仕事上必ず発生する「負」の部分(つまり、汚れ役)は誰が引き受けるのか、ということになりますが、その話はまた別な機会に。。
また、企業規模に関わらず、先進性を保有している会社は、そのあたりを認識しており、亀の歩みで改善を進めています。先進性を保有しているというのは、言い換えれば、「インテリジェンスがある」ということです。簡潔に世の中の現状をいってしまえば、インテリジェンスのある会社というのはほとんど存在しません。その大きな要因は、企業規模が拡大に向かうと、インテリジェンスは犠牲にせざるを得ないためです。そして、企業が大規模になり、成長がひと段落したところで、あらためてインテリジェンスを考える余裕のある会社は成長が見込めるということです。

仕事を、賃金を受け取るための手段であると割り切ってしまっている自分にとってみれば、このような方々、のうち利益を上げ成功されている方々には羨望を感じます。しかし妬んでいるわけではなく心から賞賛しており、頑張ってほしいと思います。自分も、楽しいと思える仕事をし、それで納得のいく報酬をいただけるような仕組みを確立したいと常に考えてはいます。
逆に言い訳をしますと。。 今の自分にとって、世の中で一番嫌いな行為、やりたくないことは仕事(労働)です。ということはほぼ毎日、やりたくないことを続けているわけですので、耐性ができています。
特に若い世代に多いのですが、世の中を渡ってゆくためにはやりたいことばかりしているわけにはいかない、という事実を受け入れられず、やりたくないことを続けるための耐性ができていない人がたくさんいます。やりたいことだけをして、生活してゆける人間はいつの時代も一握りだということから目をそむけ、自分がその一握りであるに違いない、といつまでも勘違いし続けます。どこかで割り切りが必要であり、その割り切りが出来たときに初めて「大人」になるということに気付かないまま歳を重ねて、取り返しがつかなくなってしまっている人をたくさん知っています。
【my格言】
「格言」っていい響きですね。。 この話の結論は、
「本当に成功している人とは、やりたいことをできる人ではなく、やりたくないことをやらずに済ますことができる人である」