元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

過剰な顧客本位主義

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ユーザ視点で、とかエンドユーザのニーズを取り込んで、とか、そういうのが原理主義的になってきていないか? という問題提起をしたいと考えているのです。まだうまくまとめられそうにないのですが。。


なんだか、自分の本来の仕事にほんの少し支障をきたすほどに、「そういう空気」と冷戦を続けているような感じが、ここ数年あるのです。


僕は、商売人はとことん、エンドユーザにとりいって、媚びへつらっていくべきだと思いますが、エンジニアはそうあるべきではないと強く思っています。前者は、それが仕事なのです。でも後者は、それが「メインの」仕事ではない。


ユーザ視点というのはとても大事なのですが、それ一辺倒になってしまうのはかなりの違和感があります。「でも、お金を出すのはお客さんだから(言うこと聞かないと。。)」という言い分も、理解できるのですが。ちょっと重箱の隅をつつけば、エンドユーザはそもそも自腹切ってお金を出していないので、あれこれ口出しするなよ、という気持ちもあります。。


でも実は、話を聞いてみると、お客さんというのはSIerや自社のシステム部門に対して必ずしも「言いなり」になることを求めていない。(そういう輩もたまにいますが)


最初から思考停止して、お金を出してくれるお客さんにすりよって言いなりになろうとする勢力が増えているように思うのです。エンジニアのサラリーマン化、とでもいったらいいのでしょうか。。