元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

インフラ屋の独白(笑)


インフラ屋の独白(笑) - シニアICT土方の【IT公論】

この業界においては、まずインフラ屋というのは存在自体が底辺層なのですが、そのインフラ屋の中でも明確なヒエラルキーがあり。。

たとえばDBやNWのエンジニアで、上流工程から設計をやる人たちは、インフラ屋の中でも華々しい。(当然、お金もよく。。)また、僕はそのあたりのポジションからコンサルに行く人は信用してます。正直なところ、インフラレイヤやシステム保守・運用フェーズを知らない(知ろうとしない)方はシステムコンサルを名乗る資格はない、と(内心こっそり)思っています。思うのは自由ですからね。。


インフラ屋としては大成しなくとも、そもそも大成しない人間がほとんどであり、僕含めたそういう人たちは底辺層のさらに底辺で、システムの下支えにまわることになります。

社会インフラでたとえれば警備員や各種保守員、大工、とび職、修理工などに該当すると思いますが、僕の立ち位置はその中でもさらに「期間従業員」にあたるわけです。ひと昔前でいえば「出稼ぎ」かな。。


星飛雄馬は、名門(お坊ちゃん)私立高校に入学するわけですが、入学面接で「キミのお父さんは何をやっているのか?」と聞かれ、「うちのとうちゃんは、日本一の『日雇い人夫』です。」という名台詞を残しています。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、TV再放送ではこのセリフは放送禁止になっています。


僕の立ち位置は星飛雄馬のとうちゃんと同じです。ただし決定的に違うのは、星飛雄馬のとうちゃんは「元プロ野球選手」なのでした。。(飛雄馬も、面接でそれ、いえばいいのに! と、コドモの頃は思いましたね)日雇いで息子を有名私立高に入れるのは大変でしょうに。。「金なら心配するな!」と太っ腹。(ウチのコドモはまだ小さいのですが、進学の時期になったら太っ腹でありたいものですね。。)



僕ぐらいの年齢になってくると、インフラ屋の中でも華々しくないレイヤで、若手くんたちを束ねるようなポジションになってきます。明確にリーダ業務を命ぜられるわけではありません。ポジションとしては若手も年寄りもフラットなのですが(常駐する会社のパートナーとして十把一絡に扱われる)、それまでの経験等から、自然と、ゆるやかな指示系統が生まれたりします。(明文化はされない)

星一徹(飛雄馬のとうちゃん)も土方の現場では「星のおやっさん!」と若手に慕われていました。元プロ野球選手ですからそりゃあ、体力的にも、若手以上に働いて、「背中」でオーラを見せていたのでしょう。


そういう立ち位置が僕の理想なのかもしれません。