元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

優位性を保とうとする(会社)

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会社シリーズ

  • 優位性を保とうとする

「私が忘れてたら、声かけてもらえますか」とか、「その頃はもう忘れてると思うんでメールで督促してください」とか、そういう言葉を最近よく聞きます。
「自分は忘れます あとヨロシク」という姿勢。

ビジネス・シーンにおけるこういった姿勢には相当違和感を感じていたのですが、思い浮かぶキーワードは「優位性を保とうとしているな」ということでした。

上司が部下に伝えるのであれば納得ゆく声かけを、対等であるはずの関係でもやる(やるようになってきた)ということ。
ふつう、対等な関係で「自分はわすれちゃうんでおぼえといて ヨロシク」なんていわれたらカチンとくるだろう、と思っていたのですが、対等な関係であれば互いにやってしまう風潮になってきているので、それは無礼な振る舞いではなくなってきているのかもしれません。

会社間の関係であれば、お客(金を払うほう)であれば約束を忘れてもよいのではないかと思います。人道的に良いか悪いかは別ですが、店(サービスを提供して金を受け取る側)が督促をかけるのがふつうです。

親会社と子会社の関係も同じですね。子会社が、親会社の指示などを忘れていたら商売になりません。
ならないはずなのですが。。

会社間の関係においても、もともと不利なほうが優位性を保とうとして、関係性がおかしなことになってきたりということがあります。

たとえばとある修理屋さんがいたとして、一見の客からなにやら面倒くさい修理を頼まれました、と。その修理は、ほおっておかれるわけです。最初に、マジメにやれば2日で終わるものを「2週間かかります」とふっかけておいて、ギリギリまでほおっておく。あえて「忘れている」状態です。それどころか、自分が切った期日までにすらやらないこともある。ここではちょっとした駆け引きがあるわけですね。
クレーム、督促があると、「他の依頼がたてこんでおりまして。。」とあからさまなウソをつきつつお詫びをし、「仕方ないからやってやるよ」というニュアンスを込めつつやっと着手する、と。

で、ここで、素晴らしい修理をしてあげたら、こんな不遜な態度であってもリピーターになってくれるのでしょうが、最近の客はこんな仕打ちをされたら二度ときません。
なぜならば、客側が常に優位性を保っていたいからです。店側が優位性を保とうとする動き、言動には敏感で、不快感を感じるのです。最近の客は、店側が優位な状態で商品を購入することは少なくなりました。それは、「消費者の声」が強くなってきたからです。口コミの威力を店側(企業側)もついに無視できなくなってきており、エンドユーザに媚びへつらうようになってきたのですね。

また個人どうしの話にもどって。。 続くかな、この話は。