元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

歯痛 駐車違反取締りについて マニュアル通りに作業を遂行すること

【トピック】
仕事関係の調整など
昨日に続き、歯痛
【外食】
定食など普段飯。
歯が痛いので、おいしく食べられない。
【雑感】
とあるお店で、店主と常連さんが、最近の駐車違反取締りの強化について話していました。取り締まりのため巡回している人達(パートタイマー? 嘱託? あまり詳しくないのですが)の柔軟性のなさに憤慨しているようで、「ちょっと止めただけなのに、あいつら融通がきかない 『これが仕事ですから』の一点張りで。。」みたいなことを話していましたが、話はそこから別な方向に発展してゆきました。
曰く、その店の別な常連さんには政治的な権限を持つ知り合いがいるそうで、その知り合いに連絡すると、駐車違反は消えるらしい、と。(よく聞く話です)ある日その人がマニュアル通りに取り締まられそうになったので、「オレはxxさんの知り合いなんだぞ」と言っても、取締りの人達には全く通じない。なので、一旦切符を「切られてやった」けれども、知り合いに電話したら、すぐにその巡回員の上司から連絡があったそうです。曰く、「ウチのモノが融通がきかず、どうもすみません」と。もちろん違反歴はなくなったそうです。
それはあくまで「別な常連さん」の話であって、本当かどうかもわかりません。その話を自慢げにしている店主と常連さんは、制度に対して不満ばかり言っている「ただの人」のように見えてしまいました。そして、愚直に取り締まっている人達は、彼らなりに自分たちの持ち場で、必死に正しいジャッジをしています。なんとなく対照的でした。
海の向こうでは、門番(古い言い方ですが。。)は余計な情報を知らないほうがよい、という話を聞きます。門番は、入り口で身分証明を提示しない人間であればそれが例え政府の要人であっても入れてはいけない。要人は器が大物であれば、自分を入れさせない門番のことを咎めないはずです。


で、そういう「政治的な知り合い」を、自分の一種のステイタスとして欲しいか? という話ですが、自分は、自分の中の正直な「欲しい」という気持ちをぐっとこらえて人生を過ごしたい、と強く思います。


ところで、私は、愚直に任務を遂行する市井の人達に共感します。(自分も単なる「市井の人」ですし)マニュアル通りに作業を遂行するのが義務の人達が一定数存在しているから、世の中が成り立っています。
一定の期間、マニュアル通りに作業を遂行することを「簡単なこと」と切り捨てる、妙なプライドを持っている人に限って、「無用な柔軟性」を発揮して、チームワークを乱したり、仕事の生産性を無駄に下げたりします。それどころか、その「無用な柔軟性」がエスカレートしてゆくと、遅刻したり欠勤したり、仕事に穴を空けたりします。
それならばその仕事に就かなければよい、ともいえるのですが、「自分はこんなことをやっている人種ではない もっとクリエイティブなことをやりたい」みたいなことを本気で考えているんですね。ある職種にふさわしい人は、必ず仕事に引き合わせられるチャンスがめぐってくるはずで、チャンスがこない人は、単に向いていない(世の中が求めていない)ということだと思います。


そういう人種が増えている時代状況で、そういう人種を抱えさせられているリーダー、マネージャクラスの人達はもっと大変で、無用なストレスをためているのです。自分がやったことではない落ち度に対して責任を取らされたりするわけですから。。部下に仕事を教えるのは大切な仕事ですが、部下に「人として」レベルの教育をする義務は、上司にはないのです。