元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

「たかり」

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素晴らしいです。

(以下引用)川島和正
現代日本人は、他人にたかることを考えている人が実に多いです。
例えば、若い男性に一番人気の仕事は公務員で、志望同期が「クビにならないから」とか「福利厚生がいいから」という理由の人が実に多いのです。
また、若い女性が一番憧れるのは専業主婦で、その理由が「働きたくないから」という理由の人が実に多いのです。
最初に公務員や専業主婦を目指す人の動機は、決して「国家のために滅私奉公するため」でも「夫のために夫以上に頑張るため」でもないのです。

しかし、たかり行為を指摘されると気まずいので、たかれる状態になった人は、次に自分の行為が正当であるかを証明する活動をするようになります。
例えば、公務員の場合、自分は国家のために滅私奉公していることをアピールするわけです。
専業主婦の場合、家事や育児が旦那の仕事より大変であることをアピールするわけです。
本当に忙しく活動している公務員や専業主婦も中にはいるので、その人たちと同じように、自分も大変であるとアピールするわけです。
その結果、実際は、たかっている状態であったとしても批判されることなく、むしろ偉そうにできしまうというわけです。

さらに、実際は暇だったりするので、もっとたかるには何をすればいいかを日々考え、もっとたかるための行動を、あの手この手で繰り返すわけです。
たかる相手に感謝するどころか、たかる相手に不満を言い、さらに自分を助けるように要求するわけです。
自分は暇だったとしても「私のほうが大変だから、あなたは私を助けるべきだ」と主張して、さらに多くたかろうとするわけです。

というわけで、日本人は元々たかり気質が強く、最近の若い人はさらにその傾向が増しているので、たかられるタイプの人はくれぐれも気をつけたほうがいいですね。
職場や家庭や友達の中に、必ずと言っていいほど、たかりは存在するはずですので、そういう人の餌食にならないようにくれぐれもお気をつけください。
相手は自分を助けるべき理由をいろいろと言い、自分を助けない人は悪い人扱いしますが、それは相手の作戦なので、相手のペースに流されないようにしたほうがいいですね。