夢は逆照射する
夢は逆照射する、ってハナシを前に書いたような気がするんだが。。
あらためて
夢でみた風景、人物、出来事、体験などは、それが意識上に表出された後に、それがあまりにも生々しいと「準・現実」となり、現実に体験した出来事と同様に、記憶として焼きついちゃうわけ。
わかるでしょ?生々しい夢ってずっとおぼえてたりするでしょ。
それは、時を経ると、現実体験にきわめて近い位置づけとなってゆく。
オレらは思い出せる夢ってもうほとんどなくて、夢(の中での生々しい体験)が意識上から忘れ去られて記憶の奥底に落ちていくときに、もうそれは現実とごっちゃになってしまう。
現実のできごとと夢とがごっちゃになって、個々人の「イメージ」というものが形成されてゆく。
だから、夢っていうのは大切なものだしコワいの!すごく。
たとえば荒唐無稽な夢を見たとして、その夢を見るのには必ず理由があるんだ。
その夢が、意識下から上に、その夢のかたちで上ってきたのには理由があるんだ。
それは、それを(準)現実に組み込んどけ、という(何者かの)意志なんだから。
というわけで、夢は大切だってのは当然なのだが、なんとかしてポジティブな夢をみようとする努力も、大事なわけさ。
夢ってのは必ずしも反動ではない。実生活が楽しいからその反動で怖い夢を見るわけでもない。(もちろん、見ることもある)
ネガティブな思考のときはネガティブな夢をみることが多いし、実生活が充実しているときはポジティブな夢をみることが多い。それは、厳然たる事実。
意識上ののぼってきて準・現実として記憶に刻み込まれてしまうのであれば、ポジティブなほうがいいにきまってるでしょ。