元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

今年の(毎年の?)抱負 「天に向って仕事をする」

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僕は、すごく高いレベルで仕事をしたい。自分を高いレベルにおきたい、と常に思っています。(そして、これを引き続き今年の抱負としよう。。)

 
そのためにはどうすればよいか?
それは、わかっている。やれるかどうかは別として、その手法はカンタンなのだ。

それは、マネすることです。

このギョーカイに限定せず、日本のビジネス・シーンにおいて成功している方々の成功体験を見聞きし、それをマネしてゆくということ。

ビジネス・シーンでの成功者というとどうしても、「社長」をイメージしてしまうのだけれど、僕らが経営者の手法をマネしても意味はない。
現代の成功者が若かりし頃のやり方を、マネすればよい。

気をつけなければいけないのは、別に、社長になりたいからマネをするわけではなくて。
それはちょっと、動機が不純だ。

ビジネス・シーンにおける成功の形態というのはひとそれぞれであって、皆がそれぞれの形で成功してゆけばよい。

そのために、「典型的に」成功している方々の話を聞き、マネするのは、非常に有効である。
それを続けることにより、徐々に自分の成功イメージを思い描いてゆけばよい。

その成功イメージが典型的な「社長」像なのだとしたら、それはそれでまったく構わない。そういうイメージが自分の中で形成されてゆくのであればそれを止める必要はない。
また、そのイメージが変化してゆくのだとしたら、自分でそれを押し止める必要もない。「イメージ」というのは人生経験を積むことにより変わってゆくものだ。

たとえば、社長の椅子にふんぞり返ることをイメージしていたヒトが、いつの間にか農業従事者を夢見るようになっていた、というのはよく聞くハナシだ。
 
 
 
ビジネスにおける成功者の足跡をたどると、その成功のストーリーを形づくるための根幹となるところは驚くほど似通っていることがわかる。
以下に、僕が知っている範囲でいくつか記してみる。


・人生の一時期、寝食を忘れ死ぬほど仕事をしている。その時期は、ほとんど「No」を言わず仕事をする。
 →あれやこれや理由をつけて仕事を断らない(あるいは、断れない時期がある)
・仕事のやり方やプランなどについて、上司含む「抵抗勢力」の反対に遭い、さらにそれをバネにして地力をつけ、乗り越えている。
 →「抵抗勢力」側にいない、ということは、組織に埋没していないということ
・「実るほど頭を垂れる稲穂かな」というコトバの真の意味を、どこかで思い知る。自分一人では実は何もできないのだということを知っている。
・ホワイトカラー、管理職になったとしても、「いつでも現場に戻れる」という自信をもっている。実際現場に戻ってみると、現場にいる現役よりバリバリ仕事ができてしまう。
・エネルギッシュであり、声が大きい。
・(外見上は)細かいことを気にしない。豪放磊落。ただしそれは演技かもしれない。
・自分を管理できる。そして、自分を管理できない人間は他人を管理することはできない、ということを経験から知っている。
・良き習慣を愚直に継続することができる。良き習慣を継続する人間と、悪しき習慣を継続する人間とでオソロしい程差が出るということを知っている。



上に記したのは僕の創作ではなく、ビジネスにおいて成功している方々の共通項である。

上記をマネすれば、「成功」できるわけだ。
僕はマネしきれてないから、「成功」していない。けど、マネしようとする意思はあるし、部分的に取り入れようとはしている。

 
 
結局、誰かが書かれていたのだけど、僕の好きなコトバで「天に向かって仕事する」ということなんだよね。
現場の馴れ合いにこちらが引きずられてしまっては、ダメなんだ。

働く現場が、だらだら残業が慢性化しているようであれば自分だけはやらないようにする、とか、やらされるのがコワいから改善提案がいっこも出てこないような現場であれば自分だけは手をあげてみる、とか、そういうこと。

成功するヒトたちに共通するのは、組織を良い意味で打ち破ろうとする意思があるということ。そして、成功しているヒトは実際に打ち破ることができている。
つまり、実力があるんだよね。その実力っていうのは、組織を打ち破ろうとする努力を続けていく過程で、自分の筋肉のようについてゆくものだ。

組織を打ち破ろうとするぐらいだから、組織の中にいれば当然目立つわけで。。
目立てば当然、やっかみを持つ人間があらわれる。いや、「あらわれまくる」といったほうがよいか。。 四面楚歌になるといっても過言ではないぐらいに。
そのような状況で、萎縮してしまわないこと。これは、相当高いハードルであり、敵に対して正面突破することばかりを考えずに、あの手この手で「協調」する手段を模索する。
そんな中でさらに実力が磨かれる。
実力が磨かれてゆけば、(不思議なことに)必ず理解者があらわれる。
 
 
 
ところで僕は、フリーの身であるからして、組織に属する方々とはちょっと考え方を変えざるを得なくて、仕事っていうのは「いただく」ものだから。

誰から「いただく」のか? といえば、必ずしも実際身をおいて働く現場、組織からいただいているわけではない。僕がその仕事を受注するために、いろんな人たちを介しているわけで。
そして、仕事を続けていく上で発生する、いろいろなステイクホルダとの関係性がある。エンドユーザももちろん、そうです。

それを称して「ご縁」というわけです。ご縁、イコール「天」と考えて差し支えないと思う。

 
 
ムカシは、ここに書いた、今のような考えには至っていなくて、冒頭で記した「すごく高いレベルで仕事をしたい。自分を高いレベルにおきたい」を実現するために、そういう組織に身をおきたいと思っていたわけです。

レベルの高い仕事をするために、レベルの高い人間が集まる、レベルの高い組織に属したい、と。そうすれば自然、自分の実力も引き上がるだろうというムシのよい考え。。
そのために、いろいろなオファーを「ご縁」と考えることもなく、仕事(およびその仕事を行う組織)を選り好みしたり。。

でもこの考え方は間違ってる。誰か他人、または組織に自分の実力を「引き上げてもらう」と考えている時点で。。(まだまだ僕も、アオかったね)

「ご縁」をいただいた現場で、努力して、その組織の殻を打ち破り、実力をつけていけば、いずれ、その上がった実力に見合った次のご縁の仕事をいただける、ということです。
一歩一歩階段を上ってゆくように、だんだんと「レベルの高い組織」へのご縁ができてくるわけでね。

でも結局、どの組織においてもやること、取り組む姿勢は同じで、たとえ「レベルの高い組織」に属したとしても結局はそこの殻を打ち破る努力をするわけで、組織に縁がある限りは永遠に仕事のゴールはないのです。

それは、エンジニアだろうが営業だろうが、関係ない。
 
 

。。正月だし、ものすごく理想論的なことを書いてしまったけど。。すべてまるごと「今年の抱負」ですから! 
その点ご勘弁いただきたく。