元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

講演抜粋

素晴しい人がもっと素晴らしくなっちゃいけいないんです。
で、完璧とは神の領域なの。
で、神に近づき過ぎるとやけどするよ。
じゃ、「俺たちは神でない。俺たちは何を目指すのか?」って言った時、今までよりましになればいい。
それも、10年かけてましになればいい。
もうひとりさんもひどかったの。学校は行かないわ。
それがね、少しずつ社会にでて自分が働くようになったり、税金がちょっと納められるようになったりね。そしたら、私みたいなのにお弟子さんができ たり。
それで、いつも目指すところは「ちょっとまし」。
で、ちょっとまし以上望んじゃだめだよ。苦しくなるから。


神とは太陽と同じなの。
ほんとに、有りがたい存在だけど、近づき過ぎるとやけどするよ。
だから、完璧主義に陥った人見てごらん。大概、苦しくなるか、病気するか。
病気も苦しくもならない奴がいるの。そういう奴は周りのせいにする。自分の落ち度を周りのせいにしない限り完璧ではいられないの。
で、人は完璧ではないの。完璧を目指す自体が無理がある。せいぜい、今よりましならなんとかなる。それも、10年かけて。
だから、あと10年経った時ひとりさんも今よりましになっていたらいいな。社会に出て何十年って経つけど、ちょっとまし、ちょっとまし、って生き てたらね、お弟子さんが本書いてさ、こんなに大勢人が来てくれるようになったのね。