2011-05-04 引用 安岡正篤 「四十、五十にして聞こゆるなきは」 名を天下に馳(は)せるなどということはあえて自ら欲すべきことではない。 場合によっては親戚・縁者だけの間でもよい。いい叔父さんだよと言われるだけでよろしい。 大小は問わずどこかでやっぱり聞こえなければ、四十、五十になった値打ちはない。いい年をして、世間に出ても人からいやがられ、家に帰っても女房・子供からいやがられる、そんなことでは人間はダメである。