元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

時流独創角熟経営(3)

失敗とはいったい何なのかというと、人間は不完全ですから、だから失敗をせざるをえないようにできている。また、失敗というのは好んでするものではない。成功は自ら好んでするものだけれど、失敗というのはある意味でさせられているというところがあるわけですね。失敗というのは、神仏がその人間をより強く成長させるために失敗させてくれたんだ、と考える必要がある。どこにその人の欠点があるのか、どの方向に努力すればその人がより成長し、強くなっていくのかということを、何かしら教えるサインとして失敗をさせてもらったのだというように、失敗というものを肯定的に受け取ることによって、否定されるべき失敗は、かえって意義として、成功した人間よりもむしろ賢くなれる要因となる。