元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

「深いところまでどこまでも潜っていく」

ameblo.jp

2016

河合隼雄先生のね、クライアント(臨床心理士時代の、精神的にかなり重症な患者)と一緒に「深いところまでどこまでも潜っていく」っていうのにオレは決定的に影響を受けたのね。まぁオレはクライアントがいるわけではないけど、家族とか取引先とか?が相手になるわけだが。

   01-16 22:31

 

   今流行りの言い回しだと「傾聴」に近いっちゃ近いけど、河合隼雄先生がやられていたことはそんな呑気な話じゃない。こっちも命かかってる、あっちも自殺するかもしれない、っていう瀬戸際なんだ。聴くだけじゃなくて「一緒に降りていく」ここに、冷や汗をかくぐらいのスリリングさを感じないか?と。

   01-16 22:33

 

   オレの場合そんな瀬戸際でもないんだが、相手とどこまでも降りていく「姿勢」つーか。。とにかく河合隼雄先生の理論と実践を日常生活に応用させてもらってる感じかな。「一緒に降りていく」と、こっちもけっこうツラいんだぜ、とはいっておく。あそんでさ、日本の現代のニ大巨大作家である

   01-16 22:38

 

   村上春樹さんもよしもとばななさんも、偶然だと思うがどちらも河合隼雄先生に私淑していて、でどちらも、河合隼雄の影響下に入る前から、同じように「無意識の深くまで降りていく」っていう言い方をしていたんだよたぶん。だから、クライアントと命がけで(無意識の)「深くまで降りていく」

   01-16 22:41

 

   河合隼雄先生の仕事に共感したのだと思う。作家の場合臨床心理士と違うから「作品」とやらと深くまで降りていくわけ。僭越ながらそれも、わからんでもないというか。。「物語」っていうのは、深く深く潜ったところから「拾ってくる」感じで、世界中の大作家はそれをできる「スキル」をもっている。

   01-16 22:46

 

   だから世界中の物語は似通ってくる。なぜなら無意識の深い深いところというのは世界共通だから。昔ならシャーマン的な選ばれた人材が「そこ」から物語をひろってきたのであろう。今の時代は選ばれた作家か。。決してニセ新興宗教の教祖とかではないのだ。村上春樹さんは別な言葉で、

   01-16 22:49