元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

計画にもとづいた行動、ではなくとも。

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一日一日をね、流されずに、主体的に、「こういう目的で、こうする」っていう習慣を、やる。
これを、続けてると、ホント、すごい力になる。

絶対的に力になる、のみならず、相対的には、流されて生きているヤツらはどんどん「沈んで」いくから、差はつくばかり。

「ちゃんとやってる」人たち、安心していいんだよ。世の中ってね、みずから主体的に「流される」を選び、主体的に「沈んで」いく人ばっかりなんだから。
それが、8割ぐらい。


でね、もう一方で、どっかの大社長が書いてたとおり、何かを実現する日を、自分の未来スケジュール帳に書きます、と。

そうするといきなりケツが決まるから、そこから自然とやることが決まってくる、っていう話が、ある。
未来に何かの実現をセットした瞬間にね、今、今日やるべきことが決まってくるんだ。

それは、その理論に対してはひれ伏すしかないというか。。ま、正しいよ。
でもね、若干の違和感は常に感じていた。つーかほとんどのビジネスマンは感じるっしょ。


こっから重要なこと書くよ、たぶん。
何を実現するか、いつ実現するか、というのは、それを書ける人は選ばれた人だよ。選ばれた人は、ガンガンスケジューリングして、ガンガン未来に向けて進んでいけばよい。

凡人はどうするかっていうとね、最初の話に戻るんだけど、何か良き習慣を、強い意志でもって、ひとつかふたつ、始める。軽いものを。

習慣をいきなりたくさん始めるのはムリだし、重い習慣もムリ。何もしてないヤツがいきなり毎朝10キロのランニングなんてムリだろ?

できるところから、はじめる。いや、違うな。確実にできることを、始める。確実にやるためには、少しだけワクワクすること、楽しそうなことを、始める。

条件は、ひとつだけ。その始めようとしていることは、世の中の大部分の人が「良い習慣であろう」と思っているであろうこと。
ジョッグもウオーキングももちろんOK。あとなんだっけ。早起きとか? 掃除とか? いいね、そういうのも。

そうするとどうなるか? 強い意志でもってとある習慣を始めた時点で、「勝手に」、バーチャルなアナタの未来スケジュール帳に何かしらの「実現」がセットされるわけさ。


でね、続き。

自分が始めようとしている、あるいは始めている生活習慣でもって、未来のとある日に、とある「実現」がセットされるわけ。

と、考えると。。ごく普通の人であれば、「いつ」「何が」実現できるかを、コントロールしたいと思うよね。

コントロールは、どうやら、できる人がいるらしい。それは、昨日書いた。未来に実現したいことをプロット「できる」人。

でも、残念ながら9割以上の凡人は、できないんだ。


でもね、アナタが始めようとしている生活習慣というのは、これも昨日書いたけど、間違いなく「良い」生活習慣なのであるから、ということは、未来に実現される「こと」もいいことに決まってんのよ。

だから、それを楽しみに待ってればいいんじゃないの? ということ。

凡人が何かを始めるってのはね、そういう楽しみがあるんだよ。自分はどうなっていくんだろう? っていうワクワク感。

もちろんね、劇的には変わらないけどね。それはまあ、凡人は凡人の域を出ないから。でもね、凡人なりに「幸せ」になることはできるんだよ。


あともうひとつのアプローチとして。
さっき、未来のコントロールはなかなか難しいと書いたんだけど、じゃあ、たとえば、明日からジョグを3キロと決めて始める人と10キロやる人とでは、未来は違うよね?
間違いなく。

と考えれば、そっち方面でのコントロールはアリだと思いでしょ。つまり、今、自分がやるべきことの負荷をちょっと上げる。ありていにいえば、今つらい思いをして未来のごほうびをどでかいのをゲットしよう、と。
「いつ」「何が」実現されるかはわからないけれど、今頑張れば、その何かはどでかいものになる可能性が高まる。

それは、正しい。のだが!
残念ながらそういうコントロールは、できないんだ。

また長くなってしまった。つづく。


つづき。
今、自分がやるべきことの負荷をちょっと上げて、今つらい思いをして未来のごほうびをどでかいのをゲットしよう、と。
そのアプローチはね、ダメなんだよ。つーか若干、アマいんだよね。

なぜならば、今の自分の器以上の生活習慣は、絶対に、ゼッタイに続かないから。

…いや、今ウソいったな。「99%」続かない。

はじめに続くパターンをいっておこう。それはね、たとえば父親の遺言とか。。(母親でも妻でもいいけどな)
そういう、特異なモチベーション上昇要因を、「手に入れることができた」ときね。
そういうときは、続くんだと思うよ。不摂生で病気して生死の境をさまよった、となれば、死から戻ってきて健康に気を使うようになるでしょ。

「死」をみてくると、人間変わるよね。
でもまあ、死をみた時点で「凡人」じゃなくなるのかもしれんが。


アタリマエのことなんだけどさ、今の自分のぐうたら加減ではやれることは限定されてくる。

まあたとえば、「朝20分早起きして、近所のウオーキングを週4回(あるいは1日おき)」ぐらいならさ、なんとかいけるような気がしない?

凡人の、いっちゃん最初のスタートラインってそんなもんでしょ? あ、たまたまスポーツを例にあげただけだけどね。わかりやすいから。
何もスポーツしてない人がいきなりジョグ10キロはムリでしょ。3キロだってムリ。

そんな計画立てたところで2日で挫折して、心にほんの少しの傷を残すだけだから。「ああ、自分って続けられないんだ。。」と。

ウオーキング週4回」が今の自分にふさわしいと思うのであれば、そのとおり続けてみようぜ。
いや、逆にいうと、続けられるレベルの習慣こそが今の自分にふさわしいということ。

そうだなあ、それを1ヶ月続けられたとするじゃない。そのあたりで始めての「未来」がアナタにセットされるよ。
それは、誰にもわからない。
そして、本人すら気付かないぐらいのささやかな良き未来の実現かもしれない。

その、ホントに自分の身の丈に合った習慣を、一定期間続けられたという時点で、初めて、ホントにホントのスタートラインに立てる。「流されない人になった」というお墨付きを得るわけだ。

うーん、も少しつづけようかなあ。ここで終ってもよいのだが。。まるで「ねじまき鳥」(クロニクル)みたいだな。

少し疲れてきた。。久々の長文って感じ。

自分の身の丈にあった生活習慣を、自分の目標どおりに続けていると、少しステージが上がる。気づかないかもしれないけど。

とりあえずただ流される人からは卒業できる、というか、違う人種になる。
もうその時点でホントは、ただ流される人との関わりは断ったほうがよいのだが。。サラリーマンとか、なかなかそうはいかないだろうからねえ。
とにかく、ステージが変わったときに、なんかサラリーマン的付き合いに違和感を感じる人があらわれるから、そういう人とはやんわりと距離をおいていったほうがいい。

そして、次のステージにふさわしい、流されない人と交流していったほうがいいんだけどね。そうするとステージUPに加速度がつくから。


さて、身の丈にあった生活習慣を続けていると、「何か」が実現できる。でもそれは、実現したことすら気付かないかもしれない。
なぜならそれは、自分がセットした目標じゃないからね。

でもね、ホントは、最初の目標はね、クリアできないの。たぶん、一生クリアできないんだよ。
と、言い方を間違うと誤解を招くのだが。。

ステージを上がってゆく人っていうのは「身の丈」が伸びるから。
最初の身の丈にあった生活習慣なんて、すぐに身の丈にはふさわしくなくなるんだよ。
続けられる人っていうのは。

だから、自然と、自分に対する負荷を上げてゆく。人間ってのはそういうもんだ。もちろんその「負荷」ってのは、自分の身の丈の範囲内なんだが。

そうすると、負荷を上げてしばらくすると、アナタにはまた未来に、次の「実現」がセットされるわけだ。
ということは、かつての未来の「実現」なんてものは雲散霧消しちゃうわけね。レベルの低い頃のヤツは。

あるいはそれは、あっという間に実現されていたのかもしれないし。それは、人間のレベルでは、わからないんだ。

そうやって、どんどん人間がバージョンアップされていくから、さっきの話に戻るけど、結局目標なんてものは一生クリアできないかもしれないんだよ。でも、過去の目標はたくさんクリアしている。
意味わかる?
到達していないのに到達したことになっている。
かつてゴールと思っていたところに、「ゴール」と立て札が立っていたが、自分がバージョンアップするとその「立て札」は取り払われる仕組みになっている。ということはそこはあっさり通過するわけ。そして「立て札」がないから、自分がかつての目標をクリアしたということが、まったくわからない。
そういうこと。

ステージってのはさ、勢いがつくと加速度がついて上がってゆくからね。



もいっかい続けるかぁ。今度こそ最後にしよう。


自分がバージョンアップすることにより、どんどん、過去の(ちんけな)自分の目標を踏み倒していくことになる。
あれ? オレってそんなつまんない目標をもっていたのか? なんてことになる。


で、この話の1回目か2回目の話に戻るんだけどね。
某居酒屋の大社長みたいに、未来に自分の夢の実現日をプロットしておくってやつ。それができたらたしかにすごいんだけど、それって自分の能力を限定してねえか? とも思うんだよ。

たとえば、その夢ってのはけっこう大きめなことを書いていいと思うのね。そうじゃないとカタにはまっちゃうから。

でもさ、自分がその夢とは違う方向に伸びていってしまうことも、否定できないじゃない? 違う方向で、かつ大きめ、みたいなさ。

そういうときって、大社長はどうするんだろ? 未来のスケジュール帳もつど修正してゆくのかなあ?

アメリカで事業を興して成功する、っていう話で、途中でヨーロッパでチャンスを得たら、どうすんのかな? 
オレはアメリカで成功するはずだったのに! って、アメリカにこだわりすぎるとさ、後悔しちゃうよね。

でも違うだろっつーか、ヨーロッパに呼ばれているのであればヨーロッパに何かあるはずなんでしょ。

まぁ、あくまでヨーロッパは経由地であり、最終的にはアメリカだ! と思うのは勝手だが。。
どこかで柔軟に変えてもいいと思うんだけどね。


その点、今の自分をバージョンアップすることが先決で、未来はどうなるか見えない(でも、ワクワクする!)っていうほうが、いいんじゃねえのって思うんだ。だって、未来がどうなるかわからないんだから。でも未来はよくなるって確信があるんだから。


未来に断定的なことをプロットしてもさ、そこからフィードバックして今自分が何をしたらいいかわかんない、ってのはまったくダメだね。
そういう人は未来にプロットしちゃいけないんだ、最初から。


いったん終わります。かなり大事なこと書いたよ。どなたかに役に立てれば幸いです。