元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

エンジニアとオサレ(2) ファッションに気を使うのはIT業界ではマイノリティである

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なぜこういうこと(「エンジニアとオサレ」)を書き始めたか、ですよね。その理由を考えました(後付けですが)。

 「自慢」ではないと思っているんですよね。自分がファッショナブルだから周りもファッショナブルになれ、と?いやいや、そんな傲慢(ごうまん)なことは私にはいえませんね(笑)。そもそも私の外見や人となりを、読んでいらっしゃる方は知らないわけですから、説得力がないですよね。

 業界全体がちょっとだけオサレになった方がいいな、とは思ってます。ちょっとだけ底上げされればいいかな、と。

 健康について書いていたときもそのようなことを書きましたね……業界全体がもう少し健康になった方がいい、と。

 ただ、健康のときは、業界全体で底上げして健康になることにより「生産性を上げるべし」という大命題がありましたが、オサレについては……オサレ度が底上げされたら生産性はあがるのでしょうか(笑)?

 例えば、エンジニアで、清潔感があって、スーツの着こなしがカッコいいなあ、と思わせる方にお会いすることはめったにないですが、お会いするとその方に仕事を頼んでしまいそうです(笑)。なぜなら、なんかデキそうだから(個人的見解ですけれど)。



 私が常に考えているのは、エンジニアたる前にビジネスマンでありたいということです。ファッションについていえば、いかにもエンジニアっぽくは見られたくないなあ、というのが正直なところです。

 でも、私のように考えている人は、私の狭い業界内交遊範囲の中ではほとんどいらっしゃいませんでした。なので、ずっと自分は、IT業界でのマイノリティだと思ってました。

 ですが、ビジネス・シーンでは外見を良く見せることがゼッタイに有利なのは間違いありません。エンジニアは腕一本の職人である、だから服装になぞ気を使うのはバカである、などと考えている(化石のような)方がもしいらっしゃるとしたならば……それはおそらくただの言いわけなのかな、と。

 健康についてシリーズでも書きましたが、もうそんな時代ではないのです。



 「エンジニアっぽく見られたくない」と業界内の人間が考えているという状況は良くないですよね。エンジニアっぽく見られたい!と皆が思うような世の中になればいいですね。特に若い人たち、ひいては子どもたちにもそう思ってほしいものです。

 あ、そうか。書きながら分かってきましたが、エンジニアの地位向上の一環!として、IT業界全体がオサレになっていく必要はありますね。いや、ゼッタイあります。そうすれば大卒、院卒でますます素晴らしい人材がIT業界に流入してくることでしょう。

 うまくまとまった……。



 でも今だから正直に言いますが、「エンジニアたる前にビジネスマンでありたい」というのは、昔はただの逃げでした。つまり、エンジニアとしてはハンパ者でしたので(昔も今も……)、このIT業界で生き抜くために他の対抗軸を打ち出すしかなかったのです。

 今、面白い仮説を考えました。前回、上流工程ほどオサレ度が高まる、と書きましたが、自身のオサレ度を高めていったら自然と上流工程にアサインされていくのではないでしょうか(笑)?

 そうなったら面白いですね。でも私はそうでした。オサレについて常に気にかけていたら自然と工程が上流になっていきました。ま、他にも要因はあったのでしょうが……。

 皆さまもちょっと考えてみてください。