元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

強み(ビジネス)

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(以下、すべて引用)
昔読んだアメリカのマーケティングの本に、おもしろいことが書いてありました。いわゆる強い企業、成長力のある企業を調べたところ、すべてに共通している事柄があったのです。

それは1つだけ、ずば抜けた強みを持っているということでした。例えばそれは、差別化された商品力だったり、物流のスピードだったり、価格の低さだったり。
しかし、この一点突破はいわばマーケティングの常識。何も目新しいことではありません。この文章を読んだ人は、「我が社も一点突破で強みを持てばいい」と考えるのが普通でしょう。

しかし、それではダメなのです。では、何が足りないのでしょうか?

継続性の低い、いわゆる普通の企業は、強み以外の他のところが平均点以下なのです。しかし、強い企業は、一点突破に加えて、その他がすべて平均点以上であったのです。
つまり、弱みがない状態。弱みがあると、スタートラインにさえに立てない、ということになるのです。

それは私たちのキャリアにおいてもまた然り。得意は1つでいいけれど、他で平均点以上を取ることが大事。これをおろそかにすると、優れた強みを持っていても活かされません。

小倉広