ブロードバンドと新幹線
ITのあるべき姿は「距離の短縮」なのかなあ、とさっき、ふと思った。
ITの重要なミッションとしてそもそも経費の削減っていうのがある。
でもなぜか、システムを導入すればするほど、カネを食う。イニシャルもランニングもどっちも食う。(客側も、SIerにのせられて、アホだよね~)
そういう大きなハナシはおいといて、出張費の削減ちゅーのがあるんだよ。
つまり、全国に支社とかがある企業で、いちいち東京の本社会議に呼びつけんなよバカヤローと。
時代は電話会議からテレビ会議に移ろうとしている。ここ5年ぐらいテレビ会議は遅々として進まなかったけど、これから5年ぐらいで本格普及すると思うんだよね。
なぜなら、インフラのほうが進化したからさ。いいかげんクるだろうという思いは、ある。
でさっき思ったのはさ、新幹線ができて、40年ぐらいかかって、やっと片道40分ぐらい時間短縮ができました、と。でも新幹線では40年かかってこれが限界。
これからはリニアモーターカーの時代らしいんだが、リニアの登場にはあと20年はかかるだろう。
ところが、だ、この間のITの進化があまりに早すぎちゃって、ブロードバンドが新幹線を追い抜いた間があるわけね。
コミュニケーションツールが進化して、仕事がね、ロケーションフリーになっていったとしたら、わざわざ(ビジネスで)高いカネだして新幹線だのリニアだので移動する意味あんのか? と、思うわけだ。
今まで、のぞみ(東海道新幹線)を支えてきたのはビジネスの需要だろ?
でもな、オイラたちにとってははっきりいって迷惑千万だったところもあるんだぞ。だって大阪出張が、ほぼ日帰りでしかできなくなったからな。
前泊すら許されん。大阪で9:30のミーティングに、前泊せずに出席しなきゃならんのだ。
それだったら、テレビ会議でいーじゃん、というハナシだ。そういう流れになってゆくのは必然だ。
だいたい朝っぱらから乗り換えして東京駅に行くのすら面倒なのだ。
そもそも、リニア東京-大阪でいくらなん? というギモンがあるしな。あれ、片道5万ぐらい取るんじゃなかろうか。それだったら皆飛行機乗るよね。
調子こいて料金設定した「うみほたる」を思い出すねえ。。通行料金があまりに高すぎて誰も通らなくなって、必死こいて値下げ攻勢しているという。。
ITインフラは、これからもどんどん安くなっていくから。
リニアモーターカーの構想はオイラがガキの頃からあった。それの実現が遅れに遅れ、いざ、岐阜とかの山ん中突貫工事してやっとこさ開通にこぎつけたときに は、ブロードバンドを超えるインフラが全国にはりめぐらされちゃってさ、ビジネスマンが移動する必要すらなくなっている、という社会になってたらオモろい けどな~
東京-大阪のリニアの集客で見込んでんのはやっぱ、ビジネスだろ?
ビジネスは土地にとらわれない、ロケーションフリーでいこうや。
とにかく新幹線、飛行機は高すぎ。