元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

フリーターとかニートとかに対するややキビシめの意見 のつづき

フリーターとかニートとかに対するややキビシめの意見 のつづき

オイラはいつでも具体論を書きたいんだけど、たとえば月15万稼げるんだったら、それを楽観的に考えてさ、その収入をキープする努力をしようよ。イヤだからってすぐ辞めないでさ。

そして、それに見合う生活をするんだよ。
たとえば、交通費全額支給のところで働くことにして、遠いところの風呂ナシに引っ越すとかさ。
そういうところだったら家賃安いだろうから、3万ぐらいで借りれるでしょ。
通勤は1.5時間ぐらいだったらガマンしなよ。その時間、古本買って読書するとかしてさ。

で、風呂は2日に1回で十分でしょ。銭湯って今、1回400円ぐらい?(てきとーだけど)月15回行って¥6,000。

全然、生きれるじゃない。
「いや!」と各論を挙げつらって反論する前に、まず「生きれるじゃん!」から始めろよって。楽観的に。

大事なのは、まず収入をキープすることだ。つまり、継続だよ。最低限のライフサイクルをつくること。起きて、仕事行って、帰ってきて、自炊して(自炊は必須!!)、寝て、起きて。。
そのライフサイクルに慣れたら、その中で「何をしていると楽しいか」を見つけること。
それは、実現可能範囲の中で見つけないといけない。いきなり「車がほしい」とか「旅行」したい、とか余計な夢想をしないこと。
それを見つけられたら、ライフサイクルをそれ中心に回すんだよ。そうするとね、ライフサイクルが「正」のスパイラルに変わってくるから。そうなったらしめたもんだよ。
事態は徐々に好転していって、風呂ナシから風呂アリに引っ越すぐらいは、いける。

でも、そこに至るまでは、少なくとも1年は同一の月収をキープしないとダメだよね。

このハナシを「夢見事」と考えるヤツはその時点でダメだよな。そういうヤツに限って、そういう生活基盤を飛び越えてもっと夢見事してるし。(さっき書いた「旅行したい」とか)


実家だったらその境遇を最大限活かして。家とメシが保証されてんだったらそれにしがみつけよ。
親から出てけ、といわれてもしがみつくべきだ。


オイラが「そういうヒトたち」に言いたいのはさ、とにかく身の丈にあった生活の基盤をつくることがまず、大事なのに、いきなりそこを飛び越えようとしてないか? ということなんだよね。
そして、こつこつと継続することがものすごく軽視されてきている。

そこには「ゆとり教育」が大いに関係しているとニラんでいる。ほとんどの人間は庶民に過ぎないのに、「あなたはオンリーワン」とかいって持ち上げられちゃって、無用なプライドを植えつけられてゆく。そのプライドにより自ら勝手に世の中を生きずらくしている。

フリーターだのニートだの下層社会だのを「擁護しない派」のヒトたちは、「テメーらが勝手に世の中を生きずらくしてんだろ」と言いたいんだよね。くだらないプライドを捨てて身の丈(あるいは「器」)にあった生活をしろ、と。

たった一昔前は、ほとんどの「庶民」は身の丈にあった質素な暮らしをしていた。その「質素」とは、現代社会においては「ビンボー」といってもいいぐらいだ。
だから、そこに戻れってことでしょ。