元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

引用

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あなた方ねえ、苦労したり、悩んだり、人を憎んだり、怖れたり、悲しんでるとき、気持ちいいですか。

あんな嫌な気持ちなかろう。

その嫌な気持ちをなぜ心にさせるんだ。

喜ばせてやれ。

しじゅう楽しく考えさせてやれ。

それが心に対するあなた方の義務だぜ。

暗かったら窓を開けろ。

光がさしてくる。

ここに教えの偉大さがある。

朝から晩まで恵まれどおしで、よいことばかりありすぎたらねえ、人間の世界じゃないよ。

悩みが多いから人間の世界。

その苦しみが多い、悩みの多いなかに生きて、心がそれに少しも引きずられないで生きてるときに、人間の生命の本当の光明というものがある。