元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

澤木興道

永平広録を読む

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悟りを開きたいと言うて、ここへもよう来る。
勝海舟も座禅をやりました、大西郷も座禅をやりました、男一匹になりたくて来ました」言うて。
そうすればそれはちょうど女が化粧するのと同じことではないか。座禅を、この身の飾りにしようとすることである。

まったくこんなこと要らんことである。