陰徳
「陰徳陽報」というすばらしいコトバがありますが、肝要なのは陰徳を「陰」のままぐっとこらえてとどめておくことです。ひけらかさない。ひけらかした時点で陰徳ではありません。
もちろん、徳自体は悪いことではありません。ただし徳を行っても必ずしも報われるとはかぎりませんし、そもそも報われることを求めてはならないはずです。
と、考えてゆくと、逆の発想で、
報いを求めなければ徳をひけらかすこともないので自然、「陰徳」になるということでしょうね。
ひけらかすのは、おおっぴらに報いを求めたいからなのですよね。