元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

インディペンデント(再)

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  • インディペンデント(20060905着想)

「やっぱり自分はインディペンデントとしてでないと生きてゆけないのではないか」ということを、あらためて強く感じるようになってきました。
以前から、漠然とそう思ってはいたのですが、ここまで明確に意識したのは初めてかもしれません。

今までも「インディペンデント」であったことは間違いないのですが、常に「会社組織」への憧れがありました。

とある会社の人と一定期間仕事をして、お互い認めあって、自然な流れでその会社からスカウトされて(求められて)入るとか。。
心から尊敬できる経営者にめぐり合ったならば、こちらから頭を下げてその会社に参加してみたい、とか。。

相当自分勝手な妄想ですが。。
ただ単に就職したいということでもなく、仕事の内容ではなく、「人」ですね。人に魅かれてその会社に入る、といったような幻想です。
今はこのような考え方はしていません。

要するに「あわよくばその会社に入りたい」というイヤラしい考え方を持ちながらビジネスマンのヒトたちと仕事をするのはやめよう、ということです。かつての自分にはそういう考え方がひとかけらぐらいはありました。

お互いに認めつつもこちらはインディペンデント、あちらはビジネスマン(サラリーマン)として対等に、互いに認めあいつつ仕事をできればいいなあ、と。これもまた漠然としたイメージなのですが。。

で、そのためには何が必要かというと、やはりおカネではないかと。。 インディペンデントとしてビジネスの世界に飛び込むにあたり(今でも十分飛び込んではいますが。。)他の「企業戦士」に舐められない、媚びないようにするために必要なのはおカネ。。 

ビジネスをするための資金が必要という意味ではありません。心に余裕を持つためのおカネということです。

賃金のために労働をし、賃金を上げるために技術を磨く、というサイクルでは、もうスローすぎるような気がしているのです。
それと、このサイクルは世間一般のビジネスマン(サラリーマン)と同じです。同じことをしていたのでは、もうひとつの高みにのぼって、「企業体」とビジネスで対峙することはできない、と思うのです。

個人対会社の末端(一担当)という仕事のかかわり方ではなくて、自分が会社レベルまで引きあがって、会社対会社のビジネスをしたい、ということです。

とはいってもこのままでは夢物語なので、まずは資本金(余裕資金)が必要です。

資金に余裕がありさえすれば、つまり、「当面どうやって生きてゆくか どうやって家族を養ってゆくか」という切羽詰った考え方から脱却できれば、自由に動き回ることができるはずなのです。
大多数のサラリーマンはこの点で、会社に足かせをはめられており、それゆえに一線を越えた自由なビジネスの発想ができません。
逆に考えれば、サラリーマンは会社をクビにならない程度であればある程度自由なビジネスの発想ができます。ですからサラリーマンにはそれ以上のことを求めてはいけないはずなのです。
その考え方でゆくと、公務員のほうが自由な発想ができそうですが。。 滅多にクビにはならないと聞きますし。
でも、立場が保証されてしまうと、既得権益にこだわって保守的になってしまうんでしょうね。。 大企業の安定志向のサラリーマンも、ほとんど硬直していますし。そのへんの加減が難しいですね。

自由に動けるようになりたいものです。精神的にも、物理的にも。

仕事に充実感を感じることができるということは、素晴らしいと思うのですが、自分のように、心から会社組織というものに疑問を感じている人間は、仕事に充実感を感じるためにこの方向(インディペンデント)に進むしかないような気がしています。

会社組織の中でできれば、それに越したことはないのです。たまたま自分にはその素養(「サラリーマン」たりうる素養)がないので、それならばどうしようかと常に思案しているわけです。