御巣鷹山
本来の日記部分
- 体調
これは「再録」ですが、2006/12/26に初めて、今の体調を憂いている記述がありますね。。
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- 20061226
せっかくの「日記」なので、せめて自分の日常の体調管理については記録を残しておこうかな、と思います。
なぜそう思ったかというと。。「また風邪?」という症状があるからです。
なんだか一月に一度、風邪をひいているような気がします。過去の日記を検索してみると実際そうです。この「軽い風邪」はもはや「風邪」ではないような気がします。
若い頃は1年に一度ひくかひかないかぐらいだったのに。。
そして、何年も風邪をひかない、という人間もいます。(私の父親とか。。)
風邪をひくと生活のリズムに乱れが生じ、若干のストレスになりますので、風邪をひかない秘訣があったらぜひ盗みたいのですが。。
なんだか、自分が健康的な生活になればなるほど、風邪をひく頻度が多くなってきたような気がして仕方がないのです。だとすればその因果関係を考える必要があります。(自分のためにも)
(再録おわり)
自分について
代々木八幡に「御巣鷹山」という映画を見にいきました。渡辺文樹監督作品。
渡辺監督の作品は、実際問題コドモの頃から見ているような気がしますが、いやぁ監督も老けましたね。。
(渡辺監督作品の場合、いつも監督が上映場所にいますし、気さくに話しかけることも可)
ふつうに日常生活を送っていれば渡辺監督の最新作品には気づかないはずでした。なぜならば、この監督の作品はゼッタイにメジャーどころのマスコミには登場しないからです。
今回、その存在に気づいたのは、通勤途中で目にしたおどろおどろしいタテカンでした。それを見て、「見に行かなければ」という義務感にかられたのです。
渡辺監督作品は全部みているつもりでいましたが、パンフなどを見ると、最近一本撮られているようで、それは見逃していますね。
それにしても作品の内容はともかく、質については酷評せざるを得ません。どんどん、撮影資金がなくなっているのかわかりませんが、質は結婚披露宴のプライベートフィルムにも劣ります。
以前のように劇場公開できるのであれば、作品として見るに耐えうるものに仕上がるのでしょうが。。
私にとっては、¥1,200払う価値はありましたが、世の中の99.9%以上の人間には不要な映画です。
(でも、思っていたよりも混んでいました 渡辺作品を支持する「一定層」は未だ健在のようです)
何か、矛盾する考えが頭をよぎりましたね。
・日本映画で現在、見るに値する映画を作れるのは渡辺監督しかいない
・この映画は今の日本には無用の映画である
昨今、世の中で必要とされている(ニーズのある)映画は娯楽作品のみであり、渡辺作品は娯楽作品にはなり得ない、ということでしょうね。
劇場公開は、どこも総拒否ということで(内容から判断すれば当然か。。)渡辺作品を受け入れるキャパシティ、寛容さは、昨今のこの国にはないのでしょう。監督も映画の説明のとき、怒ってましたね。。
とにもかくにも、監督が元気で活動されているのを久々に、実際にこの目で見て、少しうれしくなりました。
ところで、内容についてですが、なんだかイヤなことを思い出させてくれたような感じで。。
家に帰ってまた、日航ジャンボ機墜落についてインターネットで検索してしまいました。夜に「御巣鷹山の真実」みたいなサイトを眺めているのは非常に不健康です。。心臓に悪い写真も載ってますし。。
日航ジャンボ機は証拠隠滅のために撃墜された、というのは定説になりつつありますが、撃墜された理由について、今日見た「御巣鷹山」では新機軸を打ち出していますね。
それが真実かどうかよりも、あの事件を歴史の一部として埋もれさせずに、問題提起しよう、とする姿勢でしょうね。評価されるべきは。「なぜ寝た子を起こしてはいけないのか?」というのが渡辺監督の一貫したポリシーなのでしょう。
あの日、自分は夏休みで、ふつうの「日常」だったはずが、夜のニュース速報が一瞬にして自分を「非日常」へといざなっていきました。日本中が同じ感じを抱いたはずです。
あのとき、自分はまだオトナになっていなかったので、あの事件について深く考察することはありませんでしたが、あのニュース速報に漂っていたただならぬ「イヤな感じ」はびんびんに感じていました。それをコトバにすることができなかっただけで。
つまり、マスコミも政府もすべて、「何か」を隠そう隠そうとしていたということです。それが、報道全体に流れる「イヤな感じ」につながっていたのでしょう。
マスコミも、何かしらの圧力で「真実」のしっぽをつかんでいても緘口令が敷かれていたのでしょうし、たとえば、「垂直尾翼に何か刺さっている。これは何だ?」とは報道できなかったのでしょう。
そして今になっても「真実」は報道されないまま、という。。