元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

致知より(西田文郎さん)

(以下、すべて引用)
人生の師から言われて印象に残ったことですが、「本当の苦しみというのは人生に3回しかない」と言うんです。
1回目は生まれてくる時。記憶には残りませんが、人は産道をくぐり抜けるという大変なことを乗り越えて生まれてくるわけです。
もう1回は死ぬ時です。自分の意志とは関係なく、死は訪れ、息を引き取ります。これは大変な苦しみですよね。
そうすると、人生で本当に苦しむことはあと1回しかない。
それなのに多くの人は、10番目か20番目か、あるいは100番目の苦しみに出遭って大騒ぎしている。
いま苦しんでいることは、自分の人生で何番目の苦しみなのか考えろと、20代前半で教わりました。
だから僕も苦しいことはありましたが、その苦を楽しんできました。