元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

宇野千代さん

不幸をそのまま鵜呑みにしないくらい、強いものはありません。
私は知らぬ間にこの考えを、いろいろに応用することを覚えました。
私は、老齢になりましたが、「私はおばあちゃんだから」などとは、決して考えないようにしています。
おばあちゃんでも幸福になる権利がある、と思うのです。
そう思うと、とても自由な気持ちになります。