元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

傲慢

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誰にでもわかる、賞賛される長所を持つ人間は、それが天性のものに近ければ近いほど、つまり努力不要であればあるほど、同時に欠点も抱え込むわけ。

その欠点とは「傲慢」。

という意味ではね、オレは、自分の子供らが特にこれといった特長もなく(「天性のものに近ければ近い」という意味で)、すくすくと育っているのはすごくいいと思うようになったんだよね。

うちの子らは120%、傲慢さがない。同級生のデカくてスポーツのできるようなヤツらは、小学校低学年の時点ですでに傲慢オーラを発してる。

うちの子ら、というか、これといった特長のないふつーの子は、天性のものがない分これから努力をしなければならないわけで。
それは、悲観的に考えれば苦難の道といえなくもないが。。でもね、どの努力で得た、後天的な長所っていうのは一生の宝物だからね。

先天的な長所っていうのは、高い確率で、なくなっていくんだから。
小さいころ図体がデカくてガキ大将だったヤツって半分以上は、170センチぐらいで止まってない? 身長。バスケだのサッカーだの、スポーツマジメにやってるヤツらに、抜かれていく。

後天的な長所には「傲慢」はついてこない。
うちの子らには、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」を実践してほしい。

いや、すべての、先天的な長所をもたない、ごくふつーの子供らを、応援していきたい。