元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

茂木健一郎さん

ameblo.jp

大切なことを勉強して、自分の中に揺れ動くことのない硬い芯、難しいことばで言えば<プリンシプル>ができればできるほど、外側はやわらかく対応できる。これが、スパゲティで言えば、アルデンテな人間さ。ところが、ろくに勉強しないで、自分の中に確固たる芯がない人ほど、頑なになる。どうしてかわかるかい?」

子ども:
「どうしてでしょう。」

「自分の芯がぐずぐずに柔らかいことを知っているから、何が起こるかわからない世界がこわくなって、外側の殻をがちがちに硬く固めてしまうのさ。そういう人は、ある特定の価値観にこだわったり、それを人に押しつけたりする。一方、芯がしっかりとして、少々の強い風が吹いても折れないと自信がある人は、平気で自分を世界にさらすことができる。だから、アルデンテ。