ヴァーチャル論
デジタルの世界で発生することのほとんどは「検索」でなんとかなります。
その程度の浅はかな世界です。なぜなら、人間がつくった世界だから。
本当の世界は人間がつくったわけではないのだから人間の手には負えない。
だからといってデジタルの世界に沈溺してしまうのはあまりに芸がないと思うのです。
東京に住んでいると世界、自然に対する畏怖の念というのはホント、薄れていきます。いわゆる「コンクリートジャングル」の中に住んでいると、人間は世界を制服したのではなかろうか、とまで思ってしまいます。
そして、この物質文明に沈溺してしまって、出たくなくなる。。
いえ、たまに自然に触れたいと思うことはもちろんありますが、それは、物質文明に帰ってくるという前提ですから。。
と、いうことは、コンクリートジャングルに慣れきっている我々が次の進む道はヴァーチャルなのか。。? 違うような気がしますし、そんな気もします。
ヴァーチャルは我々の肥大化した妄想をよりリアルに近づけるために開発され、進化したツールであって、妄想以上のリアルにはなりえないはずです。