元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

いつでもうっすら浦島太郎状態

20070912 いつでもうっすら浦島太郎状態

浦島太郎が玉手箱を空けたとき、「煙」がもくもくと出てきて、その煙をかぶってしまったら一気に時が流れて現実に引き戻された、というハナシで。。

現代には、あの「煙」がうっすらと(ホントにうっすらと)充満し始めているのではないか、と。時の流れを加速させる「煙」。

つまり。。誰もが竜宮城にいる、ということ。でも、「現代の竜宮城」は消して桃源郷ではなかった。つまり、浦島太郎が書かれた時代にはテクノロジーの究極の進化により、世の中は「竜宮城」の状態になると信じられてきたが、実際はまったくそんなことはなかった、と。。

では、もっともっとテクノロジーが進化したら世の中は竜宮城になるのか? といえば、全くそうはならないのでしょうね。

現代の「煙」の正体は何か? それは「ビット」、つまり圧倒的な、デジタル化された「情報」のことです。それは、物理的には存在しないのですが確実に世の中を覆っています。