元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

ボランティアはアマチュア

ヒトの役に立つ、という点でボランティアのほうが、仕事で(つまり、対価を得て)行うよりもレベルが上である、という風潮の時代が続いたように思いますが、この時代は、逆転現象が起こっているような気がしてなりません。

僕は何年も前から「ボランティア」というコトバ、概念にとても懐疑的でした。その頃から、「なぜ」を言語化できずにいましたが、僕ができなくとも世の中がそれを証明してくれているように思います。

青年海外協力隊」が異常にもてはやされた時代。。
海外で、アフリカのコドモたちに井戸は掘ってやるけれども、自分の祖父祖母の面倒は決して見ない。
「グローバル」ばかりがもてはやされ、世界に目を向けていれば自身の生活がずぼらでもとがめられない。
そういう時代。

そういう時代から、変わってほしいと願ってやみません。そういうところが変われば日本もよくなってゆくのでしょう。


仕事で、プロフェッショナルとしてヒトの役に立ち、そして胸を張ってそれ相応の対価を受け取る。
それこそが、「仕事を通した成長」でありましょう。

誰か忘れましたが、「仕事を通してしか人間の成長はありえない」という極論をおっしゃっていましたが、今僕はそれに90%は賛同できます。
ボランティアはアマチュアなのです。