元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

百瀬博教さん

死、あるいは宗教に近い話

ぜんぜん、知り合いでもなんでもないのですが。。
百瀬博教さんが亡くなったということを知りました。いつものようにMXの「東京百景」の録画をみようとしたら最初にテロップが流れ、驚いた、ではなくドキっとしました。

この感触は久しぶり。。と思い、考えたのですが、テロップでドキっとしたという記憶は、日航ジャンボ機墜落のニュース速報のとき、ですね。1985年でしょうか。ずいぶんムカシになりますね。。
自分にとってはそれぐらいインパクトがありました。

近くにお住まいだということで勝手に親近感を感じていたのです。(という意味では糸井重里さんもそうですね 特に、イトイ新聞の事務所がかつての「鼠穴」にあったときは、そこから徒歩2分のところに住んでいて、親近感があったので、初期のイトイ新聞は「みんなで」つくっていると勝手に考えていました)

いつかは会えると思っていました。東京百景のトークライブで一度だけ姿を見たことがありますが、僕も散歩するのが好きなので、表参道のどこかでひょこっと会って挨拶できたらいいなあ、と思っていました。

死因を消去法でたどっていけばコロされたのでしょうが。。

もう、ああいうヒトは出てこないのではないでしょうか。という物言いをするととても安っぽいのですが、そもそも表舞台に出てくるはずのなかった人間がエンターテインメントの会場やテレビにひょこひょこと顔を出す。
「なぜそれができるのか?」と考えると、日本の闇社会に思いを巡らせざるをえない。僕には縁遠い世界ですが。。

そして、「潮時」のころにコロされる。。(別に僕は断定はしていませんが 数年前の森下氏のときのことを考えると。。)

僕は、百瀬さんが著書や発言などで、自分は死ぬのがものすごく怖い、ずっと生きていたい、と公言しているのを知っているから、そういうヒトが死ぬ間際にどのようなことを考えながら(風呂場で)死んでいったのだろうか、と考えると、それだけで滅入ってしまうのです。
だから今日(実は昨日)はずっとブルーでした。「死」について瞬間的に深く考えてしまったから。


あと、何年か前に、TVKの「SakuSaku」のゴイゴイさんが亡くなったときもびっくりしましたね。おそらく、自分と同世代ぐらいでしたので。。クモマッカ出血でしたっけ。
あれは、ドッキリだと信じて疑っていませんでした、最初は。