斜に構えない
こうありたいまたは反面教師
- 斜に構えない
いろいろなこと、対象を「目指す」のは、素晴らしいことだと思うのです。
でも、はっきりいってしまえば、その対象を目指したところでそのレベルに達する、あるいは超えることはあまりありません。なぜなら、対象となるものはレベルが高いからであり、レベルが高いからこそ対象になりえているわけですね。
達することができないという理由で不満足感を感じてしまうのは馬鹿らしいことです。
経済行為でない「目指す」は、過程も尊重されます。(経済行為は結果がすべてですが)
そして結果は絶対尺度で全く問題がないので、ヒトと比べてどうこう、を考える必要すらないのです。
ですから、「目指す」を始めるにあたっての敷居は低いはずです。
最もクダラナいのは、斜に構えて「どうせ到達できないから。。」とやり始めることすらしない、という考え方です。
でもホントウは、マスコミに洗脳されてむやみやたらにあれもこれもと「目指す」のもよくないですし、計画性も継続性もない目指し方も良くはないのですが。。
それでも斜に構えた「行動を起こさない、という行動」よりは何万倍も良いのです。
コドモよりも、現代の大人こそが質のよい「目指す」をしなければならないように思います。
再録
- Wii騒動(20070623メルマガ)
だいぶ前ですが、「Wii」がちょっとしたウワサになっていました。
「オトナが買っても面白い」という「情報」がマスコミを通じて伝播し、有名人が口コミライクに「面白かった」とウワサを拡げ、在庫を絞って飢餓感をあおり。。
これだけ世の中にゲーム機があふれていても、まだ売れる。しかも、「いいオトナ」が、ファッショントレンドのひとつとして、競って買う。
ある意味、現代社会においては典型的な宣伝手法でした。
「面白い」というウワサ(仕掛け)に、なぜ飛び乗ろうとするのか。
しかも、いいオトナが、半ば本気で。
昔はそこに「テレ」という(躊躇させる)感情があったのです。
私にも「テレ」が残っていますし、そういう自分は正しいと確信しています。
本当の楽しみというのは、そういうところからくるものではない、というのは明白だと思っていたのですが、そうでもないことを最近知りました。
ほとんどの人は「本当の楽しみ」を自分で能動的に見つけるのが面倒くさくてたまらないのです。
いつも能動的に「自分探しの旅」はしているくせに。。
いや違いますね、もともと能動的でないくせに「自分探し」なんかしてるからいつまでたっても「旅」は終わらないのです。
なぜなら、ただ待ってるだけなのですから。。
人はマスコミの「仕掛け」にこそ乗ろうとするのです。単なる個人の推薦にはあまり乗ってきません。
なぜマスコミの仕掛けだと「いいオトナ」が簡単に後押しされてしまうのでしょうか?
最終的には、頑固ものだったはずの人もほとんど「牙城崩れ」で言い訳をしながらマスの仕掛けに乗ってゆきます。(それなら最初から乗ればいいのに)
仕掛けというのはそれほど強固で、恐ろしいものだ、ということです。
自分は、これからもずっと「いいオトナが。。」という考え方を最優先にしてゆきたいと思っています。
これからの時代、その考え方が、マスコミに対する防御壁(FireWall)になってゆきます。
才能と言うのは、世に認められたいという意志を含むものだから、才能の天敵は、"照れる"ことだ。
(抜粋・紹介おわり)
いつだったかな。。 今月(6月)であることは確か。
すばらしいコトバですね。
近所のヒトの話ですが、マンションの隣人の部屋が最近ヘンだ、と。
猫を飼いはじめて、住人もいつの間に増えているらしい。そして、たまにドアが空いているときに通りかかると、部屋がものすごくキタナい! 悪臭までは発生してないけど。。 見るに耐えない。
家族が増えたわけではなくて、女性だけ数名で同居しているようだ、と。
もちろん、このマンションはペット禁止。。
また「犬問題」か! と思いました。(といっても、今回は「猫」ですけど。。私にとっては「犬問題」という名称なので)
ルールを守っている我々にのみ、自助努力を要求される。つまり、「当事者間で話し合え」とか「民事不介入」とか「実質的な損害がまだ発生していないのであれば我慢してくれ」とか。。
事実として猫を飼い始めている、部屋をキレイに保つこともできない、民度が低いヒトたちには、「やってしまったこと」に対してそれほど自助努力を要求されない。
「やったもん勝ち」。
この差は何か? ということ。
しかも、仮に話し合いになったとしたら、「申し訳ないけどペット禁止なので。。(やめてもらえませんか)」とこちらから謝るような姿勢を見せなければならない。
こちらから謝るような姿勢を見せると自然、相手は図に乗って「仕方ないからやめてあげるよ」といった態度になります。
(実際は、やめるヒトはほとんどいませんが)
これを「バカらしい」といわずして何といいましょうか。