元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

浪費、消費 会社シリーズいろいろ

【トピック】
そろそろ仕事のボリュームも増加傾向にあり、それに比例してストレスも増加しているように思います。自分のオフィスでなく他の現場に詰めるという作業形態の場合、快適に仕事を遂行するためのインフラが整備されていない(整備してくれない)ことが多いのですが、今の現場はそれが顕著です。
外部からの作業者に、良い作業環境を提供してくれる会社は、信用できます。そうでない会社は、作業などをどんどん外注してゆく方針にも関わらず、オフィス内で増加する一方の他会社の人間の作業環境の向上は考えません。つまり、お金をかけません。そのような会社は信用できません。
考えないというよりは、考えてはいるけれども実行しない、ということです。自社の社員や、外注が「考えてはいるけど実行しない」状態だったら「給料泥棒」と厳しく指摘するはずです。ほとんどの会社はそういうもので、末端への要求だけは高く、組織としては他人(たとえば、株主など)に誇れるような質ではありません。
株主は、会社のファンダメンタルズはいろいろな手段で確認できますが、その会社の末端が「人に誇れる仕事をしているか」はわからないですからね。。
【面白かったこと】
どなたか個人のメルマガで、「最近、消費することが馬鹿らしい。今まで消費していた分はすべて投資にあてるようになった」という話が書いてあり、今の自分の気分とシンクロして、良い気分になりました。
【人間ウォッチング】
サラリーマンは「やらなきゃな〜」と言いながらも放置しておく人が多いです。その言い訳からまず考えています。「いろいろ(打ち合わせなど)忙しくて。。」と。
人間の性ですが、やらなければいけないことで積み残してしまうのは、すべて「やりたくないこと」です。人によっては、これをどうやって人に振ろうかと虎視眈々と狙っています。特に、インテリジェンスのないマネージメント層に多いです。
個々の社員が、やらなければならないことを積み残している会社は停滞しています。そういう会社は確かに言い訳のとおり、余計な打合せなどが多い、というのもありそうですが、文句をいいながらも、やりたくない作業から逃げられる打ち合わせに実は積極的に参加している人が多いのも特徴です。
【雑感】
[浪費を減らす、消費を減らす]
ここ数年、自分の嗜好品の消費量は、極めて少なくなってきました。酒、タバコ、缶ジュースなどです。とてもよいことだと思っています。

巷のダイエットのように、手法を用いて急激に減らす、または止める、というのではなく、数年かけて少しずつ減ってきました。減らそうという強い意志はありませんでしたが弱い意志は常にありました。
意志は弱いので、すべて、止めようとは思いません。ストレスがピークのときなど、タバコやお酒は自分にとって必要です。また、つきあいで吸ったり飲んだりすることはあります。

以前より、嗜好品を消費することにより一定金額が浪費されていることに対して、心の奥のほうでは常に「無駄だ、何とかしたい」と思っていました。その小さなストレスが今はほぼなくなっています。このような「小さなストレス」は他にもたくさんあり、快適な生活を送るためにこれらは何とかしてつぶしてゆきたいものです。

嗜好品を減らすという若干苦痛を伴う行為のモチベーションは、自分においては「健康のため」だったと思っていたのですが、今考えるとそれは建前であり、本当は企業側の思うとおりに消費してしまっていることへの反発だと思います。。「健康のため」というのは、実際問題、嗜好品をたしなんでいても日々の健康状態にはそれほど影響が出ないので、やや弱いものがありました。

流行を追ってしまうことや、CMで話題になっている商品を買ってしまうことも同じです。そのような企業側のマスコミを通した策略には常に違和感を感じており、何とかそれに乗るまいとは思っています。が、嗜好品については、その特性(中毒性?)により、まんまと策略にはまってきました。

「流行を追う」については、たとえば、マスコミの策略に乗らずに嗜好品を減らしていこう、という動きが日本の真のトレンドになってきたら、その「流行」に反発しようとは思わないはずです。ただし、流行というものは大衆でない側が何らかの目的で(資本主義ではほとんどの場合、消費させようという理由で)仕掛けるものなので、大衆側の自己防衛本能が大きなうねりになって、「流行」を凌駕し、新たな「流行」となってゆく、という状況は日本では起こりにくいと思います。

タバコについては、その危険性をJT自身が認め始めたということもあり、タバコを吸うことはもはや「トレンド」ではなくなってきていますね。
健康ブームというのは、結局は何かを買えば健康になるという話なので、消費させようという動きです。真の健康というのは浪費を抑えれば実現できると思います。が、浪費を抑えたら資本主義が成り立たなくなってしまうので、マスコミはそのようなことは伝えません。

要は、資本主義社会の中で快適に生き抜くために、あるいは満足感を得るために、真に自分のやりたいことに対して集中してお金を使いたい、ということです。嗜好品や、マスコミの宣伝は、それを邪魔しようとする動きなのです。浪費をしないというのは貯金をしたいということとは直接つながりません。


お金についてはだいぶわかってきたのですが、「時間」についてはまだ無駄に浪費していますね。。これについてはもう少し考えてみます。