元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

小ネタ集w(3)甲子園で優勝するためには?

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エンジニアライフのボツ原稿?というわけでもないけどラフスケッチの状態のまま放置され、ところどころ虫食いで採用。

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 実践する人間には「人事を尽くして天命を待つ」というフレーズが、効いてきます。ただ念じているだけの人間には効いてきません。

 イメージとしては、自分もその対象を迎えにいくし、相手も自分という磁場に少しずつ引き寄せられてくる、そして、「相手がもといた場所に近いところ」で出会う、ということです。自分が、けっこう「足労」すること。

 自分が対象に近づいていくということはプロジェクトを推進するということです。そして、自分が成長するということがイコール自分の磁場を強くするということです。

 自分の磁場が強くなれば、対象は自分に引き寄せられやすくなります。が、実際対象を引き寄せられる(ように感じられる)というのは、ここが、「天命」なんです。われわれではどうしようもないところ。いわゆるカッコ書きの「引き寄せの法則」のキモもここなのでしょうね。自分の磁場が偶然性を左右できるのか否か?という命題。

 でも、 ビジネスにひきつけていえば、方向性が正しい努力をしている人には必ず、たとえばよき出会いがあったり、びっくりするような偶然があって逆転で受注できたり、とか…

 そういうのは必ず経験しているはずなんですよね。

 そのキモのところはあくまで偶然の産物なので、本当はマニュアル化とかはできないものなのです。インチキでマニュアル化して高額で売りつけている団体はあるようですが(苦笑)

 重要なことは…「あきらめ」。

 あきらめの前にまず、自分の努力の方向性はまちがっていないかを冷静に確認するということ。(努力してない、は論外です)

 自分の努力の方向性はおそらく正しく、対象に近づいていっている実感があっても対象が近づいてこないようであれば、あきらめましょう。あきらめることはとても重要なことです。

 なぜなら、人生で与えられた時間は有限だからです。自分の磁場にまったく引き寄せられてこない対象を追いかけ続けてる時間は、ないんです。

 たとえばそれが仕事だったりして、あっさりあきらめることができないのであれば、もっとアタマをつかって、着地点を変えることですね。たとえば到達目標の売り上げが自分のキャパの2倍なのであれば、自分は1.5倍がいっぱいいっぱいです、と上司に懇願する必要があるかもしれません。

 そういうのがまったく受け入れてくれないブラック企業だったら辞めてしまえばいいのです。

 甲子園で優勝するためには優秀な人材を集めて優秀なコーチのもとで効率的かつ密度の濃い練習をするというのが大・大前提条件なのですが、その方法でホンモノの実力をたくわえたとしてもぽこっと、地方大会準決勝とかで負けてしまうことが、あるんです。

 優秀な人材を集めるといったってどの強豪校でも同じようなことをやっているわけですから、最後は「人事を尽くして天命を待つ」しかないのです。

 ここまで、まったくアヤしいことはいってませんね(苦笑)。

 某地方の某野球の強い強豪校の某監督は、この最後の最後で天に味方してもらうために、小損を取ることを生徒に実践させています。使っている言葉は「小損を取る」ではないですが、やっていることはまったく同じです。

 ここの高校は、人材的には、ピカ一の逸材を集めることができない。がためにこういうことを実践し、結果、全国レベルの強豪校と互角にわたりあっています。