エスカレータと階段の話
前にも書いたと思うけど、駅の上りエスカレータに笑っちゃうぐらい人間が群がっていて、そしてその隣の階段がガラ空き、ということがよくある。
いや、よくあるじゃないな。それが日本の風景だ。
エスカレータに群がる理由はふたつあってね、ひとつはラクしたいパターン。
そしてもうひとつは、急いでるときだよね。
ラクしたい人はそれでいいけど、オレは、急いでるヤツは階段使えよ~ ハンパだなあ、と思っている。
で実際、隣に階段があるときは95%以上階段を使う。
いきなりハナシは飛ぶけど「そういうの」が、人生を幸せに生き抜くコツなんだよなあ。
つまりね、人が群がっている方向に突っ込んでゆく義務なんて、これっぽっちもないのよ。
このハナシでもっとも重要なのは、常に階段を「選択」できる体力を維持しておかなければならない(幸せになれない)よ、っていうこと。
そういう体力がないヤツが多すぎるから、選択肢が3つあるのに(階段、上りエスカレータの左あるかないほう、上りエスカレータの右歩くほう)ほとんどの人間が階段を選ばない(「選べない」)んだよ。
人間が人が群がってないほうないほうを選択してゆけば「幸せ」になる可能性は飛躍的にあがってゆく。けど、人が群がっていないほうには群がってない理由がある。そこにいくのは「プチつらい」とか「プチめんどくさい」とか、少しだけハードルが高いんだよ。
だから、易きに流れる。
考え方を変えてさ、とある選択肢の中で若干ハードル高そうな選択をするために、それをスポーツ感覚で楽しめること。
階段の例は、まさに階段を上ることが「スポーツ」だから、わかりやすい。
最後に、階段を選ぶ気はなくはないのだが、急ぐためにエスカレータ(右)を選びたい、という反論があるかもしれないので、回答しておく。
アナタ、階段を選んで走りなさいよ。小走りでいいから。
どっちが早いかっつったらそりゃ、エスカレータで歩くほうが階段を歩くより早いよ。だがアンタは、階段で走るという選択肢を忘れてねえか? わかっているけど見ぬふりしてねえか?
と、いうこと。