元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

計画にもとづいた行動、ではなくとも。

stevengerrard.hatenablog.com

一日一日をね、流されずに、主体的に、「こういう目的で、こうする」ってい

う習慣を、やる。

これを、続けてると、ホント、すごい力になる。

絶対的に力になる、のみならず、相対的には、流されて生きているヤツらはど

んどん「沈んで」いくから、差はつくばかり。

「ちゃんとやってる」人たち、安心していいんだよ。世の中ってね、みずから

主体的に「流される」を選び、主体的に「沈んで」いく人ばっかりなんだから

それが、8割ぐらい。

 

でね、もう一方で、どっかの大社長が書いてたとおり、何かを実現する日を、

自分の未来スケジュール帳に書きます、と。

そうするといきなりケツが決まるから、そこから自然とやることが決まってく

る、っていう話が、ある。

未来に何かの実現をセットした瞬間にね、今、今日やるべきことが決まってく

るんだ。

それは、その理論に対してはひれ伏すしかないというか。。ま、正しいよ。

でもね、若干の違和感は常に感じていた。つーかほとんどのビジネスマンは感

じるっしょ。

 

こっから重要なこと書くよ、たぶん。

何を実現するか、いつ実現するか、というのは、それを書ける人は選ばれた人

だよ。選ばれた人は、ガンガンスケジューリングして、ガンガン未来に向けて

進んでいけばよい。

凡人はどうするかっていうとね、最初の話に戻るんだけど、何か良き習慣を、

強い意志でもって、ひとつかふたつ、始める。軽いものを。

習慣をいきなりたくさん始めるのはムリだし、重い習慣もムリ。何もしてない

ヤツがいきなり毎朝10キロのランニングなんてムリだろ?

できるところから、はじめる。いや、違うな。確実にできることを、始める。

確実にやるためには、少しだけワクワクすること、楽しそうなことを、始める

条件は、ひとつだけ。その始めようとしていることは、世の中の大部分の人が

「良い習慣であろう」と思っているであろうこと。

ジョッグもウオーキングももちろんOK。あとなんだっけ。早起きとか? 掃除

とか? いいね、そういうのも。

そうするとどうなるか? 強い意志でもってとある習慣を始めた時点で、「勝

手に」、バーチャルなアナタの未来スケジュール帳に何かしらの「実現」がセ

ットされるわけさ。

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自分が始めようとしている、あるいは始めている生活習慣でもって、未来のと

ある日に、とある「実現」がセットされるわけ。

と、考えると。。ごく普通の人であれば、「いつ」「何が」実現できるかを、

コントロールしたいと思うよね。

コントロールは、どうやら、できる人がいるらしい。それは、昨日書いた。未

来に実現したいことをプロット「できる」人。

でも、残念ながら9割以上の凡人は、できないんだ。

 

でもね、アナタが始めようとしている生活習慣というのは、これも昨日書いた

けど、間違いなく「良い」生活習慣なのであるから、ということは、未来に実

現される「こと」もいいことに決まってんのよ。

だから、それを楽しみに待ってればいいんじゃないの? ということ。

凡人が何かを始めるってのはね、そういう楽しみがあるんだよ。自分はどうな

っていくんだろう? っていうワクワク感。

もちろんね、劇的には変わらないけどね。それはまあ、凡人は凡人の域を出な

いから。でもね、凡人なりに「幸せ」になることはできるんだよ。

 

あともうひとつのアプローチとして。

さっき、未来のコントロールはなかなか難しいと書いたんだけど、じゃあ、た

とえば、明日からジョグを3キロと決めて始める人と10キロやる人とでは、

未来は違うよね?

間違いなく。

と考えれば、そっち方面でのコントロールはアリだと思いでしょ。つまり、今

、自分がやるべきことの負荷をちょっと上げる。ありていにいえば、今つらい

思いをして未来のごほうびをどでかいのをゲットしよう、と。

「いつ」「何が」実現されるかはわからないけれど、今頑張れば、その何かは

どでかいものになる可能性が高まる。

それは、正しい。のだが!

残念ながらそういうコントロールは、できないんだ。

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今、自分がやるべきことの負荷をちょっと上げて、今つらい思いをして未来の

ごほうびをどでかいのをゲットしよう、と。

そのアプローチはね、ダメなんだよ。つーか若干、アマいんだよね。

なぜならば、今の自分の器以上の生活習慣は、絶対に、ゼッタイに続かないか

ら。

 

…いや、今ウソいったな。「99%」続かない。

 

はじめに続くパターンをいっておこう。それはね、たとえば父親の遺言とか。

。(母親でも妻でもいいけどな)

そういう、特異なモチベーション上昇要因を、「手に入れることができた」と

きね。

そういうときは、続くんだと思うよ。不摂生で病気して生死の境をさまよった

、となれば、死から戻ってきて健康に気を使うようになるでしょ。

「死」をみてくると、人間変わるよね。

でもまあ、死をみた時点で「凡人」じゃなくなるのかもしれんが。

 

アタリマエのことなんだけどさ、今の自分のぐうたら加減ではやれることは限

定されてくる。

まあたとえば、「朝20分早起きして、近所のウオーキングを週4回(あるい

は1日おき)」ぐらいならさ、なんとかいけるような気がしない?

凡人の、いっちゃん最初のスタートラインってそんなもんでしょ? あ、たま

たまスポーツを例にあげただけだけどね。わかりやすいから。

何もスポーツしてない人がいきなりジョグ10キロはムリでしょ。3キロだっ

てムリ。

そんな計画立てたところで2日で挫折して、心にほんの少しの傷を残すだけだ

から。「ああ、自分って続けられないんだ。。」と。

ウオーキング週4回」が今の自分にふさわしいと思うのであれば、そのとお

り続けてみようぜ。

いや、逆にいうと、続けられるレベルの習慣こそが今の自分にふさわしいとい

うこと。

そうだなあ、それを1ヶ月続けられたとするじゃない。そのあたりで始めての

「未来」がアナタにセットされるよ。

それは、誰にもわからない。

そして、本人すら気付かないぐらいのささやかな良き未来の実現かもしれない

その、ホントに自分の身の丈に合った習慣を、一定期間続けられたという時点

で、初めて、ホントにホントのスタートラインに立てる。「流されない人にな

った」というお墨付きを得るわけだ。

うーん、も少しつづけようかなあ。ここで終ってもよいのだが。。まるで「ね

じまき鳥」(クロニクル)みたいだな。

 

少し疲れてきた。。久々の長文って感じ。

 

自分の身の丈にあった生活習慣を、自分の目標どおりに続けていると、少しス

テージが上がる。気づかないかもしれないけど。

とりあえずただ流される人からは卒業できる、というか、違う人種になる。

もうその時点でホントは、ただ流される人との関わりは断ったほうがよいのだ

が。。サラリーマンとか、なかなかそうはいかないだろうからねえ。

とにかく、ステージが変わったときに、なんかサラリーマン的付き合いに違和

感を感じる人があらわれるから、そういう人とはやんわりと距離をおいていっ

たほうがいい。

そして、次のステージにふさわしい、流されない人と交流していったほうがい

いんだけどね。そうするとステージUPに加速度がつくから。

 

さて、身の丈にあった生活習慣を続けていると、「何か」が実現できる。でも

それは、実現したことすら気付かないかもしれない。

なぜならそれは、自分がセットした目標じゃないからね。

でもね、ホントは、最初の目標はね、クリアできないの。たぶん、一生クリア

できないんだよ。

と、言い方を間違うと誤解を招くのだが。。

ステージを上がってゆく人っていうのは「身の丈」が伸びるから。

最初の身の丈にあった生活習慣なんて、すぐに身の丈にはふさわしくなくなる

んだよ。

続けられる人っていうのは。

だから、自然と、自分に対する負荷を上げてゆく。人間ってのはそういうもん

だ。もちろんその「負荷」ってのは、自分の身の丈の範囲内なんだが。

そうすると、負荷を上げてしばらくすると、アナタにはまた未来に、次の「実

現」がセットされるわけだ。

ということは、かつての未来の「実現」なんてものは雲散霧消しちゃうわけね

。レベルの低い頃のヤツは。

あるいはそれは、あっという間に実現されていたのかもしれないし。それは、

人間のレベルでは、わからないんだ。

そうやって、どんどん人間がバージョンアップされていくから、さっきの話に

戻るけど、結局目標なんてものは一生クリアできないかもしれないんだよ。で

も、過去の目標はたくさんクリアしている。

意味わかる?

到達していないのに到達したことになっている。

かつてゴールと思っていたところに、「ゴール」と立て札が立っていたが、自

分がバージョンアップするとその「立て札」は取り払われる仕組みになってい

る。ということはそこはあっさり通過するわけ。そして「立て札」がないから

、自分がかつての目標をクリアしたということが、まったくわからない。

そういうこと。

ステージってのはさ、勢いがつくと加速度がついて上がってゆくからね。

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自分がバージョンアップすることにより、どんどん、過去の(ちんけな)自分

の目標を踏み倒していくことになる。

あれ? オレってそんなつまんない目標をもっていたのか? なんてことにな

る。

 

で、この話の1回目か2回目の話に戻るんだけどね。

某居酒屋の大社長みたいに、未来に自分の夢の実現日をプロットしておくって

やつ。それができたらたしかにすごいんだけど、それって自分の能力を限定し

てねえか? とも思うんだよ。

たとえば、その夢ってのはけっこう大きめなことを書いていいと思うのね。そ

うじゃないとカタにはまっちゃうから。

でもさ、自分がその夢とは違う方向に伸びていってしまうことも、否定できな

いじゃない? 違う方向で、かつ大きめ、みたいなさ。

そういうときって、大社長はどうするんだろ? 未来のスケジュール帳もつど

修正してゆくのかなあ?

アメリカで事業を興して成功する、っていう話で、途中でヨーロッパでチャン

スを得たら、どうすんのかな? 

オレはアメリカで成功するはずだったのに! って、アメリカにこだわりすぎ

るとさ、後悔しちゃうよね。

でも違うだろっつーか、ヨーロッパに呼ばれているのであればヨーロッパに何

かあるはずなんでしょ。

まぁ、あくまでヨーロッパは経由地であり、最終的にはアメリカだ! と思う

のは勝手だが。。

どこかで柔軟に変えてもいいと思うんだけどね。

 

その点、今の自分をバージョンアップすることが先決で、未来はどうなるか見

えない(でも、ワクワクする!)っていうほうが、いいんじゃねえのって思う

んだ。だって、未来がどうなるかわからないんだから。でも未来はよくなるっ

て確信があるんだから。

 

未来に断定的なことをプロットしてもさ、そこからフィードバックして今自分

が何をしたらいいかわかんない、ってのはまったくダメだね。

そういう人は未来にプロットしちゃいけないんだ、最初から。