元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

軍国主義って?

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そういえば思い出したんだけど、オレがガキの頃、田舎でね、たっくさんのオトナに接したけどさ(ほら、田舎って近所づきあいとか多いじゃない)、いわゆる「戦争」についてね、「負けるとわかってたよーあたりまえだろ?」みたいなことをいってる人が、ほとんどだったよ。

オレがガキの頃はね、戦争にいった人とか近所にごろごろいたからさ。年寄りでね。

なんかさ、全然変わんないな。。というか。

そういう年寄りはジャイアンツが負けると「逆転されると思ったんだよー」とか言うんだよ。ジャイアンツがチャンスで4番サード原、とかになると「どうせだめだよ原だから、内野フライだよ」っていうの。必ず!

んで内野フライだと「ほーれみろ」っていうし、そのくせヒットとか打つと手を叩いて喜ぶわけね。

これが、オレがジャイアンツやひいてはプロ野球を好きではない遠因なのだが。。
田舎のジャイアンツファンがキライなのね。

でもそれは本題ではない。。
何が言いたいかというと、そういう年寄りはみーんな、「オレはぜんぜん、軍国主義者じゃなかったよ」と戦後言い続けてきたわけ。ホントはそうじゃないくせにね。

あ、これはね、オレが東北で育ったからってのも、あると思うんだよね。
兵隊にはいったが軍国主義者じゃねえと。兵隊にとられる前は農業とかやって素朴に生きてた人たちなんだよね、もともと。

ただ、みーんな洗脳されていたのは間違いないんだ。戦後ヒッシに「オレだけはあの空気に染まってなかった」と言い訳しながら生き続けてきたというのは、ズルいような気もするけど、なんかかわいそうな気もしてねえ。

そういう年寄りはみーんな亡くなった。みーんな、少しずつ贖罪の意識を持ちながら、ね。

話変わるけど東北の田舎には空襲なんてなかった。だから兵隊にいった人たち以外は意外と、当事者意識が少ない。
(仙台とか地方の大きな都市は別)

だからさ、なんとなく日華事変からはじまってずーっと「遠いどこか」で戦争をやっていて、いつの間にか終わってた、っていう意識はあったんじゃないかな。
日本のド田舎には。