元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

(長文)「朝の通勤ラッシュ時に一番になってしまおうよ理論」

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人間ってのはさ、その人が持っている能力やら今まで出した結果やら経歴書やら、定量的なもので順列は決まらない。
それは、ほぼ100%のオトナは知っていることだ。

それを「不平等である」と嘆く人もいるだろう。それも間違ってはいない。でもね、それはもしかしたらラッキーなのではないかと考えることも大切かな、と。

学校で一番成績のよかったヤツがそのまま一番のカネ持ちにはならない。成金になってるのはけっこうヤンキーだったりしてね。

まぁカネは記号だけど、学校で一番成績がよかったからといって、人生いちばん「幸せ」「豊か」になってるとは限らん。

いちばんになる人間というのは、そうなるべく計画し、実行した者でしょ?
学校で一番成績のよかったヤツは、学生生活においてはそれをやっている。でも実社会に出たら、(たぶん)やらない。


ところで。。オレの持論である「朝の通勤ラッシュ時に一番になってしまおうよ理論」(これと、続きがこれ)の話を再びしたかったのだが。

とある電車の中で、何百人か乗ってるのかしらんが、誰が一番足が早いか? つったら、ほぼ100%アナタではない。偶然、「全国大会にいったことがある」みたいなヤツが乗りあわせてるかもしれん。

でもね、その電車が止まるとある駅で、ドアが開いてから誰が最初に改札を抜けるか? の競争したとしたら、もしアナタが周到に準備をしていたのだとしたら、アナタが勝てる確率はほぼ100%まで上がる。

なぜなら、他人はそんなゲームに参加している意識がないからだ。鼻息荒く、改札を一番に駆け抜けるべく必死こいて走るのが、アナタしかいないからだよ。
そんなゲーム、参加しようぜって呼びかけても、疲れてるビジネスマンやOLや年寄りは誰も参加せんだろ。賞金がかかったら別だろうが。。

つまり、全力で走ったら誰が一番早いか? は、もし測定すればわかるんだろうが、それとは関係なく、改札まで全力で走ろうとするのがアナタしかいないから。結果はアナタがいちばん早い。
まさか、元日本記録保持者の徒歩スピードより、アナタが全力で走ったほうが、早いでしょ?


と、ここまで書いた時点で「で?」「だからどうしたの?」みたいな感じで見下している人もいることだろう。そんなんで一番になってどうすんの? と。
それは、至極まっとうな考え方である。正解である、とはいわないけどね。

でもね、これを読んで、少しでも「なるほどかも。。」と思わなければ、これからの人生は良いほうには変わっていかないよ。別にさ、このままでいいっつーんだったらいいけどね。
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自分が、ゼッタイに勝てるレースを、自分が勝手に設定し、そして想定どおり一番になる。勝ちきる。

という話をしているのだが、大事なことはふたつあって、

誰が設定したレース(ゲーム?)だろうが、それを「勝ちきる」という「成功体験」をゲットすることにより、人生は好転するんだよ。

脳っていうのはある意味バカだから、その成功体験のバックグラウンドやシチュエーションは問わない。自分の自作自演のゲームだろうが、甲子園の全国大会の決勝だろうが、勝ちきるという体験は一緒なわけで。
要はね、甲子園ではドーパミン出まくるだろうけど、自作自演のときもね、甲子園ほどとはいわんが、はすに構えず、素直に喜んで、ドーパミンを出しましょうよ、ということ。


もうひとつはね、自分で勝手に設定したゲームに対して、ひとりよがりで勝ってどうすんの? って思うんじゃなくて、そのゲームにみんなを巻き込んでゆくことなんだよ。そのゲームを「メジャー」にするんだ。
あ、これは、必ずしも必要条件じゃないんだよ。さっき書いたとおり、自作自演でやっていてもドーパミンがでないなあ、と思うのであれば、やるべきなんだ。自作自演でも十二分に成功体験をゲットできる人間には、必要ない。


自分が勝てる可能性の高いゲームをね、「戦略的に」、他人を巻き込んでゆくんだよ。
それはね、それこそが知的ゲームであって、アタマを死ぬほど使いながら努力もかなり必要になってくる。巻き込んでゆくために「行動する」必要もある。

どうやって巻き込んでゆくか? っていうのは、いずれ書く。正直、今はわからん、というか、言語化できないのだ。
ひとついえるのは、成功者の伝記とか手記とか成功譚を読みなさいということ。好き嫌いで判断するのでなく、成功の規模で読む本を判断すること。


最後に、その独りよがりなゲームがね、仮にメジャーになったとすれば、「競技人口」が増えるのだから当然、アナタが勝つ可能性が下がってくる。
アナタも、勝つための努力をこれまで以上にやらなければならなくなる。

という意味では、他人を巻き込まなくともよいのではないの? という考えもあろうかと思うんだ。

でもね、それはたぶん違うんだよ。独りよりもね、他人を巻き込んだほうが、すごく楽しくなると思うのね。「ワクワク」するんだよ。
いちばん大事なのはライバルの登場なんだよ。よくいわれる話だけど、互いに切磋琢磨する相手ができる、と。それが、どれほど大事なことかっていうのは、若いうちからわかっておいたほうがよいと思うのね。

言い方を変えると、「ワクワク」した時点でアナタは2ndステージに上がるわけだ。ステージが変わるとね、「9割がた勝てる」から楽しい、んじゃなくて、勝率が下がってもライバルと切磋琢磨できるから楽しい、という考え方に変わる。



と、いうことで。だいぶ重要なこと書いたよ~