オリるということ
オリればいいの。オリればみんな楽になるのにねえ。
いや、人生を、じゃないよ。人生をただオリるとは死ぬことでしょう。
オリれば楽になる、っていうのはね、みんな間違って解釈してるんだろうと思うけど、オリたら、歩かなきゃいけないわけ。護送船団方式の乗りものから降りたら、自力で歩くんです! そんなの、アタリマエなんだって。
自営業になると責任もくわわってサラリーマンよりむっちゃ忙しくなる(精神的にも)、っていうのと似てるか。
でもね、自力で歩くことになったとしても、みんなと同じ乗り物に、ぎゅーぎゅーに詰め込まれて乗ってるよりもラクだよっていってんの。
たとえば。。通勤ラッシュがイヤだからと引きこもるんじゃなくて、あるいは文句ばっかいってんじゃなくって、セレブリティになって車で通勤すればいいじゃん! ということをいってる。
セレブリティになって車で通勤する、という立場になるのは、大変だよね。そこまで上り詰めるのは。
いや、このたとえはよくなかったな。。ま、いいや。
いちばん言いたかったことはね、何かしらの信念をもってオリて、てくてくと自分が進むべき道に向かってあるいていると、(ほぼ)必ず、突然ハイヤーが横に止まるんだよ。「(あなたの行きたい場所に)御連れします」ってな。
だって目的の場所は決まってるわけだから。ハイヤーですーっと行けちゃう。結果的にはぎゅーぎゅーの護送船団はあっという間に追い越す。さらにさらに、ハイヤーだから超快適!
ここまで、このたとえはわかりましたか?
ハイヤーは、目的地が決まっている「上客」のところにだけ横付けする。つまりは、ハイヤーに乗るにふさわしい格好をしてないとダメだ。(これもたとえ)
ぎゅーぎゅーの乗り物に乗らなくなったんだから、外見ぐらい気にしないと。
上客っぽくみえていても目的地が確定していないとダメだ。
これがさ。。なーんにもわかってないヤツになると、ぎゅーぎゅーはイヤだ!とオリるはいいのだが、そこから歩き出さない!
なぜ歩き出さないかというと目的地が決まってないから。目的地が決まってないくせに「ちっタクシーこねえな」なんていってる。(これも、たとえ)
そういうヤツばっかりね、世の中。(そして「ハイヤー」という概念すらない)
もしね、そういう、歩こうとしないで地べたに座ってるヤツのところに横付けするタクシーがあったとしたら、それは白タクだから!(笑
このハナシは、大事ですよ。