「1ヨシノヤ」(単位)
学生の頃~20代前半ぐらいまでは、自分からはゼッタイ喫茶店にいかなかった。
洋菓子、和菓子の類もゼッタイ買わなかった。
ところで、吉野家はムカシ412円だった。消費税3%になったばっかりの頃、吉野家も便乗して400円から412円に値上げしやがったのだ。
その後どんどん値下げしていったが。。今はいくらだか知らないけど、オレの中ではその「412円」というのが1単位だったんだ。
412円を出しさえすれば、ずっしりと小腹いっぱいにはなる。つまり、オレにとってのコスパってのは安い値段でどれだけ「ずっしりと」お腹に食べ物をいれられるか、っていうこと。
当時、喫茶店でブレンドを頼んでも同じく400円ぐらいしたから、コーヒーなんてまったく失格。腹にたまりすらしない。
洋菓子店でショートケーキやらチーズケーキやらも、やっぱ「1ヨシノヤ」ぐらいの価格帯だった。
ケーキは腹にたまらない。
ところでダンキンドーナツやらミスドにはよくいったけど。。なぜなら。。腹にたまるからだ。100円のドーナツ(その時々で安売りしているものだけをセレクト)を3つテイクアウトして食べればかなり腹がふくれた。
ラーメンもダメ。ラーメンは500円ぐらいだったけどまったく腹にたまらない。たとえば「ラーメン半チャーハンセット700円」が「1.7ヨシノヤ」ぐらいで、なかなかお腹にたまるし、まあ合格、みたいな。
ラーメン屋やそば屋の「炭水化物セットもの」はすばらしい。
現代のはなしになるけど、今子どもたちを飯食いにいくときは、こういったセットものをシェアすることが多い。オレもあんまり食べないし。
でもそれでは店の儲けにならないから、オレはビールを頼む。
金がもったいないから2人でひとつのセットを頼むのではなくて、ただ単に食い切れないからだ。
ムカシ非常に重宝したのは、ほか弁の「のり弁+アルファ」シリーズだ。
「のりコロ」「のりシャケ」「のりカラ」「デラックスのり弁」等など。これらはおおよそ400円未満で買えたし、味的にもお腹的にも大満足だった。
オレは貧乏時代のり弁に救われたし(もちろん金のないときはノーマルのり弁を頼む)、今でものり弁が好きだ。(ってのはどこかに書いたような)