自分レビューをキビしく
客観視できる自分、というもうひとつの人格を形成して、常に出現できるようにしとくこと。
これは、夢見事じゃないよ。
ドキュメントレビューの前とかには、かならずその「客観視できる自分」を登場させ、自分に憑依させて、キビしく「自分レビュー」すること。
ソイツ(「客観視できる自分」)にレビューアになってもらい、思う存分コメントしてもらうこと。「そもそも論」から「てにをは」レベルまで。
で、カンペキに修正してから、ホンモノのレビュー会にのぞむこと。
これを実行できれば、アナタの現場での評価は間違いなく上がる。保証する。
常に実行できれば、の話だけどね。
「客観視できる自分」ってのは、たとえば、自分が常にリーダクラスに対して思っているグチがあるでしょ? あいつつかえねーとかなんとか。
客観視できる自分ってのは実在じゃないんだから、ソイツには、「デキるリーダ像」になってもらえばいい。
デキるリーダだったら、こう考えるだろうな、とか。。
そういう想像だったら自分の脳みその範囲内で、できるっしょ。
そういう思考訓練をしておくことだ。
自分レビューに丸一日かけるんだから、納期ギリギリに仕上げてたんじゃ間に合わない。対外的に納期とされている日の2営業日前には、仕上げとかないと。
納期の前の日に徹夜したりするけどさ、徹夜のタイミングが間違ってるってーの!! 余裕なさすぎなんだよ。
小学校時代の夏休みの宿題を前日までほったらかすクセが、まだ抜けてないんだろ? (というのを言い訳にしてるんだろ?)
そんな、駆け込みセーフで本番レビュー会にのぞんだところで、ゼッタイドキュメントの品質悪すぎだから、そもそも時間のムダ。貴重なリーダクラスの時間をムダにしたことになるんだよ、アナタは。
「ムダな時間をすごさせられた」ウラみは強いからね~
リーダレビューよりも自分レビューのほうが手ごわい、と思えればしめたもんだよ。アナタは確実にレベルアップしてる。
これは、必ずしもドキュメントレビューだけじゃなくて、仕事のあらゆる範囲で応用可能。
もちろん、他業界の仕事でも適用可。
余談:ドキュメントレビューを紙で行うのであれば、プリントアウトしたときの体裁にものすごく気を遣うべき。誤字脱字だけじゃなくって、たとえばexcelのセルで、字が隠れてみえない、とか。そういうところを自分レビューで徹底的にチェックしておくことだ。
なぜなら、レビューアのオッサン連中は、そういうとこ(重箱の隅)をまず見つけて突付くのが大の得意で(鬼の首をとったかのように)、そんなところに時間を食ってたんじゃあ、コトの本質を見失ってしまうからな。
こっちが時間のムダになっちまう。
そのレベルをクリアした、一段上で本質の議論がなされるように、レビュー会をコントロールする必要がある。
だから、言い忘れてたけど、レビューポイントを箇条書きにしておくのも大事、いや必須だな。
レビューは逐次読み合わせとは違うんだよ。
今のこのギョーカイ、1日レビューなんてやってる時間は、どこにも誰にもない。
それをカンチガイしてるヤツは多いなあ。。レビューアにもレビューイにも。
「とりあえず上からナメていきましょうか?」というレビューイ。
「とりあえず最初からナメて読んでいってよ」というレビューア。
コイツらには「時間がない」と言い訳する権利はないね。
デキないヒトたち、とレッテルを貼ってもいい。(とすると、このギョーカイのほとんどの人材は「デキないヒトたち」だけど)