元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

「忘れない」

「忘れない」
この、「生き馬の目を抜く」ビジネス・シーンで(なんつって、実は僕はこのインフラの「最底辺層」しか知らないのだけれど)
忘れない、あるいは「覚えている」(もっといえば「根に持つ」)ことはすごく大事だと思っている。

なぜかというと、約束とかTodoとか忘れるヤツ多すぎなんだよ。で、そういうヤツのせいで僕は少しずつ少しずつ、迷惑をかけられてきた。これまでも、そしてこれからも。

その「忘れる」も、タチが悪いんだよ。なぜかというと、自分に都合が悪いこと、やりたくないこと、フラれたくないところから、まず忘れてゆくから。
いや、正確にいえば記憶領域にすら入れてないから。

それが、おかしい。確かに、ビジネスで優先順位が低いことはどんどん忘れていっていい。でも、優先順位というのは個人がきめることじゃあない。

おおよそ、個人が忘れたいことはイコール、その組織、現場においては本質的に「忘れてはならないこと」なのだ。この法則が、面白い。

「本質的に」というのがキモなんだけど、それを説明するのは難しそうだ。

この法則を理解してる若手は、伸びると思う。若手じゃないヒトたちは、この法則を理解することにより、ビジネスでもっとも大切な「信頼」を得ることができる。
そして、経営の上層部に居座るヒトたちのうちの多くも、過去の経験から、この法則を知っている。(知っていても、上にいくにつれ忘れていってしまうヒトも多いけど)

この法則を知っている年上のヒトたちは、下々で働く部下たちの多くがこの法則を身体で知らないことにイラついている。