元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

休むのもスキルだ!


休むのもスキルだ! - シニアICT土方の【IT公論】



多くのヒトたちが「忙しくて。。」「バタバタしていて。。」と言う。「もぉしわけございません」と謝ることは謝るんだけど、謝罪がルーティンになっていてまったく重みがない。

忙しいながらもそれなりの品質のモノを上げるのであれば別にそれで構わないんだけど、忙しい「から」品質が下がる。のも致し方なし、といいたいわけだ。

そんなん、自社のチーム内でグチりあってくれりゃ別にこっちはかまわないけど、少なくともビジネスパートナーまでそれが波及したり、それどころかビジネスパートナーにまで自分らの忙しさをグチってどうすんの?って思う。

それが(いいたかないけど)サラリーマンの甘さ? なんてこっちは思っちゃうわけで。

 

なんで「甘さ?」かというと、非常に高い確率で、その「忙しい」はカイゼン可能のはずだからだ。自分らで工夫もせずに「忙しい」とグチる。ターゲットをみつけてそれのせいにする(上司、会社、ギョーカイ、世の中、不況、日本の政治、世界情勢etc。。)
何かのせいにしているうちは、ね。。

でも、これ(堂々と言い訳すること)は最近の若いサラリーマンの特権なのかなあ、なんて思ったりもしてみたり。

堂々と「忙しいのでできません!」と宣言してクビにならないのはうらやましいなァ。。

 
  

さて、
「忙しい」というのは、「忙しいと自分が感じている状況」を指しているだけであり、リアル忙しい人間というのは、実はそんなにいないのだ。
リアル忙しい人間はほとんどいないけど、自分が忙しいと感じている人間は異常に多い。
不思議なことに、リアル忙しい人間は自分が忙しいと思っていない。(「充実している」とポジティブにとらえる)
というわけで強引に結論づければ、「忙しいと感じている人間ほど忙しくない」という格言のできあがり。。

  

時間は、見つかるのです。
忙しいと感じているヒトの99%ぐらいは、せっかくの時間をツブしているからね。。 ゲーム、ケータイ、テレビ、無益な飲み。。
「管理」なき生活。

片方で時間をゼータクにツブし、一方で忙しいとボヤく。

  

そして人間は、休息もとらなければならないのです。
皆人間であるからして、休息はゼッタイに必要。「24時間働けますか」というコマーシャルがあったが、そんなのNoに決まってんだろ!! と思う。

最近は、モバイルノートとケータイにより家でも旅行先でも仕事できるようになってるから。。サラリーマンは追い込まれてるよね。
こんなご時勢でも、「休息」はとらなければならない。ゼッタイに。追い込まれて、なすがままになってはいけない。

 

生産性を上げて短時間にがーっと仕事をし、ヒマをつくったらその時間をツブさずに休息に充てる。
この、ライフサイクル自体の再構築が、包括的な「ビジネス・スキル」なわけです。再構築が必要であるということに気づくこと、そして、それを実践できること。それがスキル。

仕事のためにライフサイクル自体を見直し、かつ、プライベートも豊かにすること。

 

忙しいと感じるヒトたちの多くは、自分は休息をとれていないと感じている。しかも、さまざまな「外圧」により、半ば強制されて休息を奪われていると感じている。
それが、おかしい。

週末っていうのは、次の月曜から100%のコンディションで仕事をリスタートできるように準備するための期間であって、プライベートの予定最優先ではない。

月曜に「体調不良」で休むヒト、多いよねえ。。(特にハケンのおねーちゃんに多い)
アレ、僕には理解不能。

週末にガツガツとプライベートの予定をこなすことにより、仕事に悪影響を与えているサラリーマンのいかに多いことか。
週末はカンゼンに休息にあて、平日の仕事を生産性高く行えることを最優先にライフサイクルを再構築することにより、仕事の好影響がそのままライフサイクルの好循環、プライベートの充実につながってゆくのだ。
急がば回れ」とムカシのヒトはホント、うまいこといったもんです。

 

もちろん、月曜に自分のコンディションを100%にもってゆくために、週末はガツガツと予定をこなす、というポリシーをお持ちであればそれでもよい。
せっかくの休みに休んでなんかいられない、逆に調子が悪くなってしまう、というアクティブな方もいらっしゃる。それはわかる。

コンディションづくりはヒトそれぞれだ。ある程度のマニュアルはあるけど、結局は自分でカスタマイズしてゆくものだからね。

マニュアルを自分仕様に主体的にカスタマイズしないから、いつまでたってもマニュアルのせいにする。マニュアルが悪いと言い訳する。。
言い訳する対象を確保しておくとラクだから。